安倍晋三の発言 (予算委員会)
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○内閣総理大臣(安倍晋三君) 国際広報体制についての御下問でございますが、言わば日本の真の姿をしっかりと諸外国に理解をしていく上において、また日本の伝統文化、また日本が進めようとしている政策について正しい理解を得るために広報活動を展開をしていく必要があると、このように考えております。
その観点からこの広報のための予算を確保している次第でございますが、しっかりとこの目的に向かって、例えば各国の大使館というのはその最前線でありますから、そういう認識を持ってしっかりと日本の姿を海外に説明をし、そして理解をさせていくように努力をしていってもらいたいと、このように思っております。
また、この女子差別撤廃委員会についてもお答えをさせていただいた方がよろしいでしょうか。──はい。
我が国の皇室制度も諸外国の王室制度も、それぞれの国の歴史や伝統があり、そうしたものを背景に国民の支持を得て今日に至っているものであり、そもそも我が国の皇位継承の在り方は、条約の言う女子に対する差別を目的とするものではないことは明らかであります。委員会が我が国の皇室典範について取り上げることは、全く適当ではありません。また、皇室典範が今回の審査プロセスにおいて一切取り上げられなかったにもかかわらず、最終見解において取り上げることは手続上も問題があると、こう考えております。
こうした考え方について我が方ジュネーブ代表部から女子差別撤廃委員会側に対し説明し、皇室典範に関する記述を削除するよう強く申し入れた結果、最終見解から皇室典範への言及が削除されました。
我が国としては、今回のような事案が二度と発生しないよう、また我が国の歴史や文化について正しい認識を持つよう、女子差別撤廃委員会を始めとする国連及び各種委員会に対し、あらゆる機会を捉えて働きかけをしていきたいと考えております。