石破茂の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(石破茂君) 平成二十六年十一月に、農水省、国交省が共同でCLTの普及に向けたロードマップというものを策定をいたしました。これに沿いまして、建築基準の告示の整備に向けた準備、これは、建築基準の告示につきましては国交省におきまして四月の施行に向けて準備中であります。施工ノウハウの蓄積のための実証的な建築への支援、CLTの生産ラインの整備への支援などを計画的、総合的に推進してきたところであります。
これはやはり、高知県の努力がなければ、あるいは委員の御努力がなければ、この話はここまで来なかったと思っております。このCLTで地方創生を実現する首長連合というのを高知県の知事さんあるいは真庭の市長さんが共同代表になりまして昨年の八月十四日に設立をし、この動きを広めておるところであります。
考えてみれば変な話で、この国の七割は森林なわけで、地方に行けば八割、九割は森林なわけで、何で日本の林業ってこんなに駄目になりましたかというと、外材が安く入ってきたからだ、以上、おしまいということで片付けていたらどうにもならないお話なわけでございますね。
このCLTの技術というのは、一九八〇年代にヨーロッパで開発をされたものです。私は、昨年の八月から九月にかけて二日間、オーストリアでこのCLTというのをかなり見させていただきました。理論的には三十階建てまで建つのだそうですよ。地震、ぐらぐら揺れる地震があるから駄目と言われますけど、阪神・淡路大震災で木造から先に倒れたかといえばそんなことはない。世界最古の木造建築は法隆寺なわけで、あれは幾多の災害に耐えてきたものであります。木造だから駄目だという理由は全然ないのであって、要はやる気になるかならないかというお話でございます。
ですから、高知県においていろいろな実証をしていただきました。これがオリンピックに向けて必ず結実をするように努力をしていかなければなりませんし、委員御指摘のように、考えなきゃいかぬのは、CLTで物が建つようになりましたと、でも、その材は外材でしたということになったら何のためにCLTをやるのか訳分からぬことであります。
これは岡山県の真庭市、銘建工業さん辺りが中心になって取り組んでいただいたところでありますが、国産材でCLTというものを作り、東京にも、あるいは大阪にも高知にも木造の十階建て、十五階建てのそういうようなホテルやあるいはオフィスが建っていくということを必ず実現をしたいと思いますので、続けてどうぞよろしくお願い申し上げます。