大野泰正の発言 (予算委員会)
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○大野泰正君 ありがとうございました。
安倍政権になって日本の政治が安定したことが世界の平和に貢献できる、信頼される日本になったことは間違いなく、世界の期待に応えていかなくてはなりません。また、その中では、現場に伺って改めて感じたことは、何といっても抑止力の大切さであります。
昨年、ソマリア沖の海賊被害は一件もありませんでした。ソマリア問題の根本原因が解決したわけではなく、現在も海賊船はいます。しかしながら、自衛隊、海保を始め、各国の連携によって抑止力が働き、行動に出ることを諦めたということであります。当然、根本原因の除去にも心を砕かなくてはなりませんが、未然に防ぐ抑止力の大切さを実感し、昨年、平和安全法制が成立したことの重みを改めて強く心に刻ませていただきました。
これからも、抑止力の大切さについて国民の皆様に丁寧に説明し、御理解いただけるように努めてまいりたいと思います。
次に、日本にとって大切な石油の安定供給体制について伺ってまいりたいと思います。
我が国は、地政学的にリスクの高い中東地域に原油の八割を依存しており、特にサウジアラビアへの依存度が高いわけですが、今後、サウジとの関係をより強化する一方で、様々な国とパイプをしっかり持っておくことが原油の安定供給、価格の安定化につながることだと思います。
例えば、アフリカの国々は、レアアース等地下資源も多く、さらに石油もあるのですが、石油については中東ほど良質ではないと言われています。しかしながら、国内の製油所の施設更新によってその問題は解決できるとも伺っています。施設の更新により供給チャンネルを増やせることは、日本が世界に対し交渉力を増すということになり、安定した価格での供給につながるということであります。
ここ最近、原油価格は落ち着きを見せていますが、一時一バレル百ドル以上の時期が続きました。現在は、米国のシェールオイルの価格が技術革新によって四十ドル程度と競争力を付けてきたこともあり、WTIも現在は三十ドルから四十ドルというところで推移しています。
現在、この低油価によって財政的に大変に苦しんでいる産油国や、油田の閉鎖、また油田を手放すという話も入ってきます。今こそ日本は、そのような国や企業を援助したり円満に買い取ったりすることで日本の自主開発油田を一気に拡大するチャンスだと私は思います。
ただ、これは非常にリスクの大きい投資でもありますので、民間企業だけに背負わせることは非常に難しいと思います。官民が一体となって日本の安心と強靱化のため今こそ取り組むべき課題だと思いますが、経済産業大臣のお考えをお聞かせください。