加藤出の発言 (予算委員会公聴会)

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○公述人(加藤出君) 一つには、やっぱり先行きの賃金の上昇などを国民がイメージできる環境であれば、あるいは景気が先行き良くなるという環境をイメージできるのであれば消費税の引上げというものを乗り越えられるんでしょうけれども、おっしゃるように、今は非常に微妙な時期ではあるんだと思います。
 そういう意味では、消費の強さ、あるいは賃金の伸びの強さというものを見ていく必要があるんだとは思うんですが、ただ、非常に悩ましいのが、消費税を先送りすることで海外の格付機関から日本国債の格付を引き下げられるというようなことがあると、また、それが同時に日本の金融機関の格下げにもつながっていきますのでいろいろと影響が出てくるおそれもあり、そういったことも全体を考慮しながらの消費税の判断というものが必要になってきますし、また、あと、ヨーロッパのように消費税が二〇%前後でやっている国がありながら、なぜ日本は五から八に上げただけであれだけ反動が出てしまうのかというと、やっぱり根本的には、例えば賃金の伸びが弱い、あるいは将来不安があるというような流れの中で、欧米に比べると低い消費税なのに上げづらいということになっているんだと思いますので、今のままだと、いつ来るか分からない高成長を待たないと消費税が上げられないということでは、いつまでも上げられず先行きに問題が起きてしまいますので、その意味でも、潜在成長率をいかに上げていくか、あるいは、企業の稼ぐ力を上げていくかということの議論もやっぱり一緒にやっていく必要があるのではないかと思います。

発言情報

speech_id: 119015262X00120160310_047

発言者: 加藤出

speaker_id: 34924

日付: 2016-03-10

院: 参議院

会議名: 予算委員会公聴会