加藤出の発言 (予算委員会公聴会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○公述人(加藤出君) 現状ですとプライマリーバランス二〇二〇年黒字化というのは難しいんではないかなと思っておりますけれども、ただ、大事なのは、中長期的には財政再建に向かっていくというスタンスを示すということかと思います。
 というのは、まだまだ日本には、現状、日本は経常黒字ですし、対外資産も大きい状況ですので、今のところプライマリーバランスの黒字化ができないことで一挙に日本の信認が大幅に低下するということではないんだと思いますけれども、ただ、先ほど申し上げましたような国債の格付の格下げなどを通じてじわじわとその評価が低下していくということでの悪影響というのは、プライマリーバランスの黒字化達成ができないと、そこもじわじわと影響が出てくる可能性はあるかとは思いますので、その中長期的なコミットメントというところはぐらつかないようにしていく必要があるということだと思います。
 それから、オリンピックが中期、長期的に経済を活性化させるかという議論は、最近の経済学者の海外の議論だと、それが成功したケースというのは余り多くないというのが一般的かとは思います。ただ、中には成功しているケースもあり、バルセロナのように、それ以前は非常に寂れていた古い製造業の町であったのが、オリンピック以降、画期的に観光都市として生まれ変わったということもありますので、成功例もありますので、日本の場合は、オリンピック前後にやってくる観光客の人たちに今後も来てもらえるような、あるいはよりラグジュアリーなレベルに支出を、より大きくお金を落としてもらえるようなサービスをいかに提供していくかというようなことをやりながら、またオリンピック関連の建設したものがホワイトエレファント化しないように、無用の長物とならないようにうまく利用していくということの、オリンピックというチャンスをいかにうまく利用するかということは大事になってくると思います。

発言情報

speech_id: 119015262X00120160310_062

発言者: 加藤出

speaker_id: 34924

日付: 2016-03-10

院: 参議院

会議名: 予算委員会公聴会