加藤出の発言 (予算委員会公聴会)
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○公述人(加藤出君) 日本の場合、財政再建の合意がつくりにくい原因の一つが金利が非常に低いと、国債の金利が非常に低い、もう今はマイナス金利になってきましたので、なおさら政府債務の巨大さに対する危機意識が出にくいというのがあるんだと思います。
ただ、それは逆に、国の利払い費が小さくて済むというメリットなわけで、そこを、その状況を利用すべきなんですが、五、六年前に私、ロンドンにいたとき下宿していた先のイギリス人のおばさんが、当時の労働党政権の結果、イギリスの政府債務がGDP比で一〇〇%前後でしたけれども、そのことをすごく嘆く、恐れるんですね。全く普通のおば様で、決して経済の専門家ではない人までもそういったことにすごく心配しているというのは、イギリスのような国ですと、財政赤字や政府債務が膨らむと金利上昇ということが起きてきて、結果的に一般の人たちにもその打撃が及ぶという経験則が、経験があるということで、やっぱり財政再建というのはある程度やっていかないといかぬという感覚があるんだと思いますが、日本の場合、そういった生活の実感からくる財政再建の必要性というものが理解、なかなかつかみにくいということもあり、その議論が難しくなっているのかなと思います。