加藤出の発言 (予算委員会公聴会)

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○公述人(加藤出君) マイナス金利を日本銀行がより深くマイナスを下げていくという場合のメリットとしては、基本的には円安方向の力が加わると。ただ、為替レートというのはこれだけでは決まりませんから、ほかの材料が上回ってしまうと円安には行きませんけれども、円安をどこまでメリットと見るかという議論もありますが、円安方向にある程度力を加えるということはあるかと思います。それに伴って、輸出企業などの株価がある程度上昇するということはあり得るかとは思います。
 ただ一方で、金融機関の収益上からいうと、個人の預金金利はそれでもマイナスにはできないでしょうから、結果的には金融機関の収益が圧迫されるということでの金融仲介機能の悪化がどの程度となるかと。そこは余り行き過ぎない範囲内にマイナス金利を抑える必要があるかとは思います。
 あと、マイナス金利が進むと、企業や機関投資家などの預金口座がいずれマイナス金利になってくる可能性というのはあり得ますので、あるいは、個人の方々がマイナス金利にならなくても、いろんな手数料という形で負担が転嫁されていくということはあり得ますので。
 一方で、貸出しの金利もある程度は下がると思うんですけれども、先ほどおっしゃられていたように、金利のここから先、若干の低下しか余地がないと思いますが、貸出金利に関しては、そこの部分をいかに生かすような、資金需要が出るような環境をつくっていくかということも必要になってくるということかと思います。

発言情報

speech_id: 119015262X00120160310_081

発言者: 加藤出

speaker_id: 34924

日付: 2016-03-10

院: 参議院

会議名: 予算委員会公聴会