岸田文雄の発言 (外務委員会)
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○岸田国務大臣 日ロの間で領土交渉を進めて平和条約を締結していく、これは日ロ間における最大の外交課題であると思いますし、日本の外交にとりましても戦後最大の外交課題の一つであると認識をしています。
そして、新しいアプローチとは何かという御質問ですが、これまで歴代政権そして多くの先輩たちが、この日ロ間の最大の課題についてさまざまな努力を行い、取り組んでこられました。しかし、残念ながら、戦後七十一年たった今日まで、平和条約を締結することができていない現状にあります。
その中で、ことしの四月、私は、日ロ外相会談をラブロフ外相との間で行わせていただきましたが、その際に、この北方領土問題につきまして、双方の歴史的な解釈あるいは法的な立場の違いはあるものの、その立場に立って双方受け入れ可能な解決策を作成していく、これを確認し、今後の交渉に弾みを与えるような前向きな議論を行うことができたと思っております。
そして、その後、五月に日ロ首脳会談が行われ、そして、停滞してきた交渉の突破口を開くために、今までの発想にとらわれない新しいアプローチの交渉を進めていく、こういったことで一致をしたわけであります。
この新しいアプローチの具体的な中身については、今交渉中ですので具体的に明らかにすることはできませんが、今申し上げたように、今までずっと歴史的な解釈あるいは法的な立場において議論が平行線をたどってきた、こういった経緯もあります。その経緯も振り返りながら、こういった立場の違いはあるものの、未来に向けて、双方受け入れ可能な案をつくっていこうという姿勢のもとにこの交渉を進めていこうというのが、基本的な新しいアプローチの考え方であると認識をしています。
こうした基本的な考え方に基づいて、具体的な交渉を進めていきたいと考えております。