松島みどりの発言 (外務委員会)
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○松島委員 自民党の松島みどりでございます。
質疑時間は短くせよと言われましたので、早口で失礼します。
パリ協定は、世界最大の温室効果ガス排出国である中国や、京都議定書を批准しなかった米国、今後大幅な伸びが予想されるインドなど途上国を含む全ての国が参加する初めての枠組みとして、大変重要な意味があると思います。
日本にとっては、先進的な省エネ、環境対応の技術を途上国に移転させることこそ国際貢献の重要な使命です。都市鉄道、電力、物流、防災インフラといったハードの面と、製造業の省エネ化、車や工場の排気規制といったソフトの面、両方があると思います。
安倍総理は、COP21首脳会合で、「美しい星への行動二・〇」として、途上国支援とイノベーションの二つの貢献を表明されました。
途上国支援は、二〇二〇年までに年ベースで官民合わせて約一兆三千億円、現在の一・三倍にするとしていますが、岸田大臣に、ODAについての私の日ごろの持論を含めて提案し、質問とさせていただきたいと思います。
ODAにつきましては、国際機関への拠出を減らし、相手国の政府や国民に日本の支援ということがわかりやすい二国間の供与を基本としていただきたいのですが、どうでしょうか。
九月初めにミャンマーのヤンゴンに行き、道路の渋滞が激しく、交通事故死も多いことに驚きました。
日本は、地球温暖化防止にもつながる交通分野での協力として、ミャンマーのヤンゴンの鉄道の環状線にJR東日本の古い車両を供給しております。回送とか快速とか書いた電車がそのまま走っているんですが、車体にも車内にも日の丸とミャンマーの国旗が描かれており、私が日本人だということで、乗客、一般庶民の方たちにも大きく好意を寄せられました。第二の都市マンダレーとの間の鉄道も日本の協力で整備いたしますが、きっとまたそこにも日の丸が登場することと思います。
ヤンゴン川河口の両側を結びます、日本が供与した通勤通学用のフェリーにも日の丸が描かれ、改札では、日本人は運賃無料です、日本からいただいた船ですから、そのように言われました。
ベトナムでは、親日が高じて、ついに日本語が英語とともに小学校の第一外国語となり、まずハノイで授業が始まりました。ハノイのホン川には、日本の援助でかけた橋、固有名詞はありますけれども、そこが日越友好橋として親しまれておりますし、ホーチミン市の中心部にある地下鉄一号線の建設現場には、ジャパン、ODAと、目立つような表示があります。こういった表示に、これからは、できれば、地球温暖化対策に資する、つまり、交通が便利になるだけでなく地球温暖化対策にも役立つODAなんだということも書き込んでいただければと思うわけです。
二国間の支援だからこそ、こうして親日感の醸成に大きく寄与している、そのように思っております。
この問題と、もう一つ、次の質問を続けて申し上げます。
ODA全体に占める地球温暖化対策の比率を目標値として掲げてはどうでしょうか。国民は一般にODAに対して、自分たちの税金を外国にばらまいているというような印象を抱きがちですが、温暖化対策という目的ならば、日本を含む全人類の課題への対策費として国民の共感を得られやすいと考えるからです。
この二つ、マルチではなくバイの支援をということ、そして温暖化対策のODAに対する比率の目標値のこと、この大臣のお考えを伺いたいと思います。