岸田文雄の発言 (外務委員会)
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○岸田国務大臣 まず、委員御指摘のように、公的資金を使って開発協力等を行うわけですので、我が国による協力事業であることを明確にするということは、対日理解の観点からも重要なことであると考えます。
そして、二国間協力の方が、よりそれがわかりやすいという御指摘をいただきました。
そういった点は確かにあると思いますが、一方で、国際機関の高度な専門性とか調整能力を必要とする場合もあると考えます。例えば、シリア問題とか難民対策などということになりますと、国際機関の調整能力なくして効果的な支援はできないという場合もあります。
ですから、課題によってこれはしっかり使い分けることが重要だと思いますし、国際機関を通じての協力ということであっても、日本の顔がより見えるようにしなければならない。これは大変重要な指摘だと思います。
そして、二点目の、地球温暖化対策事業の比率を明らかにするということについてですが、国民の理解を得るということは大変重要だと思います。ただ、地球温暖化問題以外にも、貧困ですとか感染症ですとか、さまざまな課題があります。それから、国のニーズもさまざまでありますし、状況の変化に対応していかなければいけない、こういったこともあります。
ですので、機動的かつ柔軟にこうしたODAを活用していく、こういったことも重要であると思いますので、厳格な数字でこの比率を最初から明らかにするというのは難しい面もあるかと思いますが、いずれにしましても、ODAに対する国民の理解を得るために、我が国のありようをしっかりと明らかにしていく、こういった工夫として何ができるのか、引き続き検討はしていきたい、このように思います。