江藤拓の発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)

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○江藤委員 おはようございます。自由民主党の江藤拓でございます。
 私は、この特別委員会を、TPPの実像、こういったものが国民の皆様方に理解されるその機会としたいと思っておりますので、総理には総論的な質問をさせていただきます。そして、細かい点につきましては担当大臣に御質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。
 さて、TPPは、二〇〇六年に、シンガポール、ニュージーランド、ブルネイ、チリ、この四カ国で結ばれた経済連携協定、P4から始まりました。その後、米国が交渉に参加を表明したことを契機に、二〇一〇年に八カ国によるTPP交渉が開始をされました。
 そして、二〇一一年、ホノルル宣言が発表されました。これが大変大事なのでありますが、その内容は、関税並びに物品・サービスの貿易及び投資に対するその他の障壁を廃止する、このことが合意されました。これは、簡単に言えば、原則として関税は撤廃するということであります。
 その後、民主党政権となったわけでありますが、その間のことについては、私からは特に今回は何もコメントすることは避けたいと思います。
 総理は、四年前の総裁選におきまして、TPPの聖域なき関税撤廃反対ということを総裁選の公約にきちっと盛り込んで勝利をし、そして政権交代を果たし、総理大臣に就任をされました。二〇一三年二月、訪米をされ、オバマ大統領と日米首脳会談を行い、一方的に全ての関税を撤廃することをあらかじめ約束することは求められない、このことをオバマ大統領に約束させました。
 私は、その一報を受けたとき、本当にびっくりしました。なぜなら、後から日本がTPPに参加するということであれば、このホノルル宣言は当然受け入れなければならない、ずっとそう思っていたからであります。私ごとでありますが、それから私自身の葛藤が始まったわけであります。
 そして、今回のTPP、交渉としてはぎりぎりの線で踏みとどまったというふうに私は思っています。しかし、対策は不可欠であります。合意から一年、全力を挙げて、私も全国を歩いてまいりましたし、行政も頑張りました。しかし、生産者の不安、そして自由民主党に対する不信感、これを払拭するにはまだまだ至っていないというのが現状であります。
 私も、自民党のTPP交渉における国益を守り抜く会の会長として、責任を重く感じています。そして、私と同じそういった苦しい思いを共有している議員が自民党の中にはたくさんいるんだということを、総理にはぜひこの機会にわかっていただきたいというふうに思います。
 ですから、総理、重ねて申し上げますが、万全で息の長い対策、関税撤廃に時間がかかるわけですから、これをどうぞよろしくお願いいたします。
 そこで、総理に改めてお伺いをしたいと思います。そもそもなぜ日本にTPPは必要なんでしょうか。国民の皆様方にわかりやすく、大局的な立場に立って説明をしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

発言情報

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発言者: 江藤拓

speaker_id: 28161

日付: 2016-10-17

院: 衆議院

会議名: 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会