今村知明の発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)
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○今村参考人 お答えいたします。
食品のリスクに関しての科学的研究、今各国でも進められておりますけれども、なかなか難しい面がございます。
それはなぜかと申しますと、食品のリスクというのは科学的に解明が、とられていない部分がたくさんあるからです。食品の安全性の観点からいうと、食べ物全体が安全だという保証は全くございません。例えばトウモロコシ一つをとってみても、トウモロコシが安全かどうかというのは、長年の食経験で死んだ人が少なかったということ以外に何の保証もありません。各民族で食べてきたものの中で死んだ人の少なかったもの上位百品目を食べているというような中でございます。
すると、どうやって食品の安全性を評価するかというと、今までの食べ物と比べてそんなにリスクがふえているかふえていないかという観点で見ていくしかないわけです。これを的確な科学技術で評価する方法というのはありませんで、今最新の科学技術を使ってわかるところまで解明して、そこから先はわからないという状況であります。
私の知る限り、この食品の分野というのは最先端の科学を使って研究が進んでおりますけれども、科学の進歩の限界が今まさにリスクを評価することの限界につながっているというふうに考えておりまして、より一層研究は進めるべきだと考えておりますけれども、同時に、科学の限界に伴う評価の限界ということもあるというふうに考えております。