今村知明の発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)
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○今村参考人 御質問ありがとうございます。
農業人材の育成ということで、私が日本の農業を見るに、先生御指摘のとおり、個人経営の方が多うございまして、先ほど御質問いただきましたGAPの考え方は、集団で品質を管理していくために必要な手法でございまして、個人がGAPを使って管理すると大変面倒で、面倒な割に効果が少ないというデメリットがございます。
では、何でGAPが世界でこれだけ脚光を浴びているかというと、やはり、ほかの国は大規模な、集団としての農業をやっておりまして、その分業をいかに効率的に進めていくか、安全に進めていくかという観点から、どうしても工程管理が必要になってきているという状況だと思います。
その点、日本では、まだまだ集団で農業をするというところに至っていませんで、集団で農業をやっていただけるからこそ品質管理ができるという手法は確立されているんですけれども、集団そのものが存在しないために、その手法が十分に生かされていないという状況があると思います。
ただ、食品の安全の分野から見ましても、食品企業は、たくさん資本と人材を持っていて、農業をやれるような環境にあるので、私からは、大規模な農家が出てきて、そこが品質管理をしてくれると、日本の品質基準も安全基準も随分上がっていくというふうに思います。
その意味では、日本の教育機関は、まだまだ集団としての農業に対してのアプローチは弱いところがありまして、そういったところは、食品安全とあわせて、農業の現場で組織として農業を行うということをもっと学べるような機会があった方がよいというふうに考えております。
以上です。