渡邊頼純の発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)

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○渡邊参考人 どうも御質問ありがとうございます。
 私は、先ほども申し上げましたように、二〇〇三年、二〇〇四年と、メキシコとのEPA交渉に首席交渉官で携わることができました。二〇〇三年九月でございますが、カンクンというところで交渉会合をやりました。そのときに、日本側の養豚業者の皆様とメキシコの養豚業者の皆様と御対面をやってみたんですね。何かのダイアログができないかと思ったわけです。
 そのときに、メキシコ側の養豚業者の皆さんは、大体みんながMBA、経営学修士を持っていたり、あるいは、アメリカのどこそこの大学で農業経済学で博士を持っているというような自己紹介が続くんですね。日本側は、皆さん、侍のいでたちで、そして鉢巻きをして、日・メキシコEPA絶対反対、豚肉絶対反対、こう書いてある。ですから、議論が全然かみ合わなかったのを思い出します。今、先生のお話を聞いていて思い出したんですけれども。
 ですから、日本も、知的な農業といいましょうか、あるいは知識集約型農業、これがやはり非常に重要だろうと思います。これからは、農業をやっていらっしゃる方たちも、そういう農業経営を教えるような大学へ行って勉強するというのが一つかなと思います。
 しかし、何よりも重要なのは、やはり農業がもうかる産業になるということが重要だろうと思います。
 例えば、長野県の葉物野菜をつくっていらっしゃるある村、ここなんかは、一人当たりの収入が、税控除前ですけれども、二千五百万円ぐらいある。北海道の方の農家を訪ねますと、子供たちに、おい、誰がうちの農家を継いでくれるかと言ったら、三人いる子供たちがみんな、僕がやる、私がやると手を挙げたそうです。それは、大卒ぐらいの年齢で、大体一人当たり一千三百万の手取り収入があり得るからなんですね。
 ですから、そういう農業が少しずつ日本の中で展開しているということ、これがやはり重要だろうと思います。そして、そういう方々の農業に対する取り組みを共有するような学校があって、そしてそこでそのノウハウなどを教えていく、そういう取り組みが重要かなというふうに考える次第でございます。
 ありがとうございます。

発言情報

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発言者: 渡邊頼純

speaker_id: 27225

日付: 2016-10-25

院: 衆議院

会議名: 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会