岡田憲治の発言 (議院運営委員会院内の警察及び秩序に関する小委員会)

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○岡田参事 庶務部長でございます。
 まず第一に、国会議事堂の耐震性について御説明をいたします。
 現在の建築基準法上の耐震強度基準、これは昭和五十六年の法改正によってございますが、この昭和五十六年の法改正を契機といたしまして、一度、国会議事堂の耐震診断を実施してございます。
 当時の建設省を介して財団法人建築保全センターに委託をいたしまして、本館の診断につきましては、建築耐震構造学が専門でございます素木三郎東洋大教授を座長とする各界第一級の学識経験者五名から成る委員会の指導のもとで実施をいたしました。
 五十七年三月及び五十八年十二月に報告書が提出されておりまして、これによりますと、議事堂の本館につきましては、全般的に耐震性に問題はなく、中央棟部分は仕上げ材など一部損傷を受ける可能性も考えられるが、構造が鉄骨鉄筋コンクリートづくりであることなどから大きな被害を受けるおそれはないと推定される。
 委員室のございます分館でございますが、二次診断の構造耐震指標値も高く、耐震診断上は安全側に位置づけられる建物と言えよう。
 議員面会所、郵便局が入ってございます第一別館でございますが、X方向の耐震性能は耐震診断上からは合格ライン上の建物であると言えよう、また、Y方向の耐震性能は診断基準による推奨値を大きく上回っているということで、いずれも耐震基準に適合するということが確認をされているところでございます。
 なお、議長、副議長からは、先般の熊本地震、あるいは三・一一東日本大震災、それから、この診断等々からかなり日数も経過しているということで、一度調べ直してみてはどうかというお話をいただいたところでございます。
 以上が、国会議事堂の耐震性でございます。
 それから第二に、こちらの本会議場各種設備の耐震対策という大きな資料をごらんいただきたいと思いますが、議場の設備の耐震対策について御説明をいたします。
 まず、議場の天井にございますステンドグラスでございます。
 ステンドグラスにつきましては、ステンドグラスのすぐ下に、ガラスの二百倍以上の耐衝撃性を持ちますポリカーボネート板、厚さ五ミリでございます、こちらを敷いてございまして、さらにその下には、二十五ミリ方眼のステンレス製のクリンプ金網を設置し、あわせてステンドグラスからこのポリカーボネート板が落下することを防いでございます。
 それから、ステンドグラスの上部につきましても、これは五十ミリ方眼のステンレス製のクリンプ金網を設置してございまして、メンテナンスなどで作業をする際に、例えば物を落下させてステンドグラスを破損させてしまうということがないような二重の構造になってございます。
 なお、東日本大震災の際に、このステンドグラスに損傷は全くございませんでした。
 それから、この資料の左の方でございます、この天井の周囲には重さ三十五キロのペンダント灯がございますが、こちらにつきましても、十分な耐荷重を持ったステンレス製のワイヤーできちっとつってございまして、さらに、この照明器具そのものにも十ミリ方眼の落下防止の網をかぶせてございまして、万が一にもこのガラスが割れて下に落下するということのないような措置が施されてございます。
 次に、その次の本会議場の音響設備及びテレビ中継カメラの固定方法等々の紙をごらんいただきたいと思います。
 本会議場のテレビ中継カメラ等につきましてでございますが、両サイドにスピーカー、それからカメラの取りつけ台がございまして、こちらが強度三千キロのボルトで壁面に固定するとともに、雲台やカメラ本体、レンズそれぞれを落下防止ワイヤーで取りつけ台に固定してございます。
 議場の後方にございますテレビ中継カメラにつきましては、二枚目の紙になりますが、カメラを収納する鉄製のボックス、これに木製のカバーをかぶせてございますけれども、この鉄製のボックスをボルト四本で記者席まで貫通させて固定してございます。記者席の床の強度は、当初の設計図を確認したところ、地震時の荷重に対して余裕がある、安全であるという判断になってございます。
 それから、記者席のビデオカメラ、一枚撮りカメラのお話がその次の紙になります。
 議場の記者席のビデオカメラ及び大型レンズを使用する一枚撮りカメラにつきましては、万力で固定した台座の雲台にストラップも併用してさらに固定をし、記者席の前方のへりには落下防止のためのといが設けられているんですが、カメラの先端がこのといから出ないようにしてございます。
 一枚撮りのカメラにつきましては、撮影時及びレンズ交換時、カメラ交換時には必ずストラップを首からかけ、カメラ、レンズを席に置く場合には、落下防止の観点から必ず横向きに置くようにお願いをしております。
 最後に、本館、このお部屋にもございますが、シャンデリアの照明装置でございます。
 シャンデリアにつきましては、シャンデリア自身の重さ、自重を優に超える破断強度を有するワイヤーを照明器具に通して補強し、固定してございます。さらに、落下防止ワイヤーが抜け落ちることがないよう、器具の口径よりも大きいリングにワイヤーをクリップどめいたしまして、さらにつり元につきましても複数の取りつけ部材で構造躯体に固定をいたしまして、照明装置自体が地震時に大きく振幅することを抑制してございます。
 以上が本会議場の主な設備の耐震対策でございます。

発言情報

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発言者: 岡田憲治

speaker_id: 21506

日付: 2017-01-18

院: 衆議院

会議名: 議院運営委員会院内の警察及び秩序に関する小委員会