世耕弘成の発言 (経済産業委員会)
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○世耕国務大臣 二点、お答えいたします。
別に一心同体というわけではありません。上司、部下の関係でございます。
非正規という言葉をこの国から一掃すると安倍総理は所信表明演説で述べたわけであります。
これは、働き方の選択によって、不合理な処遇の差を受けることがなくなるようにすること、そして、働く人が、自分のライフスタイルに合わせて、多様な働き方を自由に選択できるようにすることが重要と考えております。
そもそも、この非正規という名前がよくないですね。労働者の分類で非正規というような使い方をしているのは、恐らく先進国の中では日本だけではないかというふうに思っています。
そして、具体的な方策としては、やはり同一労働同一賃金という考え方。働き方改革実現会議で議論の上、厚生労働省を中心として、どのような賃金差が正当でないと認められるかについて、年内をめどにガイドラインをまとめて具体的に明らかにする方針です。
働き方改革実現会議に私自身もメンバーとして参加をしております。年度内を目途に、包括的な働き方改革実行計画を取りまとめることになっておりまして、加藤大臣、塩崎厚労大臣と連携をしながら、全力を傾注してまいりたいというふうに思います。
あと、格差の御指摘であります。
格差はいろいろな数字の見方があるわけでありますけれども、国民の所得格差に関しては、世帯毎の所得格差をあらわすジニ係数の動向を見ますと、日本の場合、税や社会保障による再分配後の所得の格差というのは、平成十一年以降、おおむね横ばいという状況であります。
ですから、必ずしも所得格差が今景気の低迷の原因に当たっているという御指摘は当たらないんじゃないかなと思っています。
ただ、一方で、委員御指摘のとおり、やはり中間層の消費が動いていません。この間も流通業界の人たちと懇談をしましたが、やはりここ何年も中間層の消費が動いていないという現実もあります。
そういう中で、格差が固定化したり、あるいは将来格差になるんじゃないかという不安を持たせたり、あるいは、その格差が人々の許容の範囲を超えないようにするということは重要だと思っています。そのための方策は、まさに、デフレから脱却をして経済再生を図っていくという課題にチャレンジする、そのことに尽きると思っています。
経産省としても、成長と分配の好循環を経済成長の面から支えるべく、成長戦略をしっかりと前に進めていきたいと思います。
また、格差の一つとして、やはり、大企業と中小企業、零細企業の給与の格差というのは、厳然としてあると思います。こういうものに関しては、下請取引の条件改善に切り込んで、我が国の雇用を支える中小企業の賃上げを実現することによって、そういった賃金格差もなくしていきたいというふうに考えております。