大西健介の発言 (厚生労働委員会)
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○大西(健)委員 私は、マクロ経済スライドそのものは、確かにそういう考え方は必要だろうと思っているんです。ただ、それはやはり年金の財政をあくまでもたせる仕組みであって、それと、年金が持っている最低所得保障機能みたいなものを、ではどこまでも切り捨ててしまっていいのかという話は、これは違う話なんですよ。
だから、そこがこの問題の私は本質だと思っていて、ですから、先ほど柚木さんの質問のところで最後にそういう話になったと思うんですけれども、私はそのことをぜひ大臣に聞きたいんです。つまり、特に、厚生年金もありますけれども、基礎年金の持っている役割を大臣がどう考えておられるのかというのをちょっと議論したいんです。
資料をお配りしましたけれども、この資料、一枚目ですけれども、上の段、会議録の抜粋なんですけれども、これは、昨年の三月の予算委員会、大臣は覚えておられるかわかりませんけれども、前原委員と大臣が質疑をされたときに、大臣が答えられたのがここに載っているんです。
この大臣の答弁というのは何を言っているかというと、基礎年金というのは、そもそも年金だけで生活するような、そういうものとして設定されたものじゃないんだということを言われているんですね。
私は、ただ、そこを聞いていて、そこまではっきり言っちゃっていいのかなというちょっと疑問を持った、ひっかかったんです。つまり、国民の多くは、そうはいったって、年金というのは最低保障、最低というのがどこまでの範囲かというのは別にして、最低保障という役割を持っているんだろうと年金のことについて国民は期待しているんですよ。それをここまで言っちゃっていいのかなというふうに私は思ったんです。
それと、そんなことを言っちゃったら、では、年金とは何なんだという話になるわけですよ。
もう一つ、この右側の方につけている会議録ですけれども、これは昭和五十九年の十二月六日、衆議院の社会労働委員会の答弁なんですけれども、当時の政府委員がこういうふうに言っているんですよ。基礎年金でもって老後生活の基礎的な部分というものを保障できるような水準にしようということで考えたわけですと。
つまり、基礎年金導入時には、国民年金導入時には、ここに書いてあるように、基礎年金で老後生活の基礎的な部分を保障できるようにこれは導入されたというふうに言っているんですよ。それを大臣が勝手に、いつの間にか、基礎年金というのはそもそもそんなものじゃないんだというふうに、本当に私は、言っちゃっていいんだろうかということを思っているんです。
改めて、大臣、基礎年金が持っている最低所得保障機能、この政府委員が言っている、老後の生活の基礎的な部分というものを保障できるものとして導入されたんですよ、そもそも。それをいつの間にか大臣が、いや、そんなものじゃないといって言い切っちゃっていいんでしょうか。いかがでしょうか。