井坂信彦の発言 (厚生労働委員会)
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○井坂委員 今回、電通の事件も踏まえて、私はやはり、今の政府は労働時間の把握、記録また虚偽記載ということについての認識が甘いというふうに言わざるを得ません。我々が議員立法で提出した長時間労働規制法は、これは裁量労働制も含めてきちんと実労働時間を把握、記録する、そこに当然虚偽記載も含めて、明確に罰則を設けております。省令で指導していくということでありますけれども、今回の事件を経てなおその程度というのは、私は、極めて甘いのではないかなというふうに思います。
もう一点、処罰とは異なりますが、公表制度についてお伺いをいたします。
昨年五月に、政府が一歩踏み込んで、この公表制度というものを強化したわけでありますが、午前中も質疑があったように、その結果、公表された企業はわずか一社ということであります。
資料の三をごらんいただきたいんですが、参議院ではこんなふうに答弁をしておられます。少ないと言われるけれども、「是正勧告が一か所どこか出た段階でちゃんと直っているから、要するに複数是正勧告を受けて公表になるところに至る前に是正されているケースもあるのかもしれないという言い方もできる」、こういう答弁になっているわけであります。
資料の四に、これは政府の資料ですけれども、この強化された公表制度もつけておりますが、右下にあるように、一年の間に三カ所以上の事業場でこういう違法な長時間労働が見つかった場合、これは即指導、そして即公表という仕組みになっております。
そこでお伺いいたしますが、大企業が、ある事業場で違法な長時間労働をさせていて、そして厚生労働省がそれを指導した、あるいは是正勧告した場合、その企業のほかの事業場も同様のことがないのか、改善をされているのか、こういう調査はしておられますか。