中島克仁の発言 (厚生労働委員会)
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○中島委員 この医師の過重、長時間労働の問題は以前から指摘されていたわけです。
〔委員長退席、三ッ林委員長代理着席〕
先ほど言ったように、私が、若い、大学病院時代もしくは地域の中核病院時代、十数年前ですが、そのときにも、私は実体験として、恐らく今委員長席に座られた三ッ林先生も経験されていて、このことが、なぜ今まで実態調査が行われなかったのか。
研修医制度、その制度自体も当時と変わってきていて、そんなことはないと私は信じたいわけですが、実際に私も同期の医者を突然死で二人亡くしました。さらには、数年前ですが、これは外科とか、そういうメジャーな医師だけではなくて、例えば地域の中核病院に行くと、眼科の先生、一人で診療をやっています。そうなってくると、労働時間以外にも相当なストレスがかかって、私も知り合いの三十代の医師でありましたが、細かくはあれですが、やはり過労自殺という結果になりました。
もちろんこの問題は、医師不足というよりは、医師偏在の課題であったりとか、さまざまな問題が絡み合っていることだとは思います。しかし、医師、そもそも人の命と向き合って、状況によっては見守りながら、状況によっては人の命を救うという仕事について、その使命感に燃えた結果、過労死をしてしまうというようなことになるのであれば、これは本当に本末転倒という大変大きな問題だということであります。
この常態化している医師の長時間労働、詳しい実態調査、先ほど二月にはということでございますが、この土台がなければ、幾ら検討会をしたって具体的なものは見出せないというふうに私は思います。
もちろん、この医師の現場は、普通の職場と、ちょっと特殊性があるかとは思いますが、そもそもの長時間労働、時間外労働、当直、日直も含めてですが、どこからどこまでを通常の仕事、時間外とするのか。さらには、勤務医もそうですが、今国が進めている在宅医も、二十四時間オンコール体制という状況の中で、どういう状況を長時間労働と呼ぶのか。
医師だけではないと先ほど大臣も言いましたが、やはり仕事仕事によってその特殊性があると思います。そういったことを、先ほども言ったように、長時間労働の問題、本当に、過労死等防止対策推進法ができたにもかかわらず、そのことがたびたび報道され事件が起こっておるということで、これは一刻も早くしっかりとした対応をするべきだということを申し伝えさせていただきたいと思います。
続いて、午前中、堀内委員も質問されましたが、きょうこの後議題となりますがん対策基本法、これについて御質問させていただきたいと思います。
これは、前々回ですか、一般質疑でも、何としても今国会で成立すべきだということで、大臣からもその必要性については御答弁いただいたわけであります。
旧民主党の山本孝史議員が、みずからのがんを告白されて、まさに命をかけてつくり上げたがん対策基本法、制定から十年、ことしが節目の年であります。
私は、当時、実際、医療の現場にいて、緩和ケアに携わる医者として、このがん対策基本法ができたことによる効果は本当に絶大だったというふうに肌で感じておりますが、改めて大臣に、今回、改正、この後議題になるわけですが、十年前に基本法が制定された、この十年間、その意義、果たした役割について、どのように認識しているのか、お尋ねしたいと思います。