佐藤英道の発言 (国土交通委員会)

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○佐藤(英)委員 本年八月二十七日に、石井国土交通大臣は国際バルク戦略港湾である釧路港を御視察され、私も同行させていただきました。
 視察の際、地元の関係者との意見交換の中で、今後、釧路港が穀物輸入の拠点となれば、従来の酪農、乳製品だけではなく、食肉の供給地としての役割ももっと大きくなり、新たな雇用が生まれる可能性があるという興味深い話もございました。
 国土交通省としても、地域産業の成長力強化に資する国際バルク戦略港湾釧路港の早期整備のため、今後もしっかりと取り組んでいただきますよう御要望させていただきたいと思います。
 最後に、ホームドアの件についてお伺いします。
 本年八月に、東京メトロ銀座線で、盲導犬を連れていた男性がホームから転落し、入ってきた電車にひかれ、亡くなられました。痛ましい事故の撲滅に動き出したやさき、三日前の十月十六日の日曜日、大阪で再び、近鉄大阪線で、全盲の男性がホームから転落して、入ってきた特急電車にひかれ、亡くなってしまった。このような事故をなくすことが政治の務めであると考えます。
 バリアフリーの中にホームドアが入れられてから、ことしでちょうど十年になります。一日三千人以上が利用する駅は全国で三千五百駅あるそうですが、ホームドアが設置されているのは約二割、二〇一一年にも、国土交通省は鉄道各社に、特に危険性が高い駅で優先してホームドアを設置するよう要請しましたが、なかなか進まないという評価が多いのが実態です。
 十万人以上の駅は全国で二百五十一、ホームドアありは七十七駅のみであります。車両ごとにドアが違う、ホームの地盤が弱くてホームドアの重さに耐えられないなど、進まない理由は多々ありますけれども、やはり一駅で数億円から十数億円かかるという費用が一番の課題であります。
 国交省も鉄道各社も努力は続けていますが、いっときに整備を完了させるのは現実的に大変難しいと思います。しかし、視覚障害者の転落事故は年間八十件起きています。視覚障害者の三八%が、実際に転落したことがあると答えております。視覚障害者の方は、駅のホームは極めて危険な場所、欄干のない橋と呼ばれているそうであります。
 国土交通省は、平成二十八年の予算で新設五駅だったのを、補正予算と現在概算要求中の来年度の予算を合わせて、新設で二十から三十駅できるように計上していただいています。同時に、技術的課題の解決にも、より一層力を入れていただきたいと思います。
 そして何よりも、ソフトの面、視覚障害者の方を駅で見かけたら、大丈夫ですか、お困りではありませんかと一声かける声かけ運動を、四年後に迫ったオリパラまでに定着させていくこともできれば、確実に転落事故も減少するはずであると思います。
 こうした両面での取り組みについて大臣の御所見をお伺いして、質問を終わりたいと思います。

発言情報

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発言者: 佐藤英道

speaker_id: 5469

日付: 2016-10-19

院: 衆議院

会議名: 国土交通委員会