金子恵美の発言 (東日本大震災復興特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○金子(恵)委員 今おっしゃっていただいた、知事から直接、第二原発の廃炉の要望という言葉があったということですけれども、その場におられた方々の印象というものは、経産省は大変冷たい対応だったと。どうも、その言葉を黙殺するような状況だったというふうにも聞いております。
本当にこの福島の復興について本気で取り組みをし、そして福島県民に寄り添う姿勢があるのかということも問われることになっていくと思いますので、ぜひ再度、福島県議会はこのような福島県民の声を届けるという形で今申し上げた意見書の取りまとめをしているということでありますので、しっかりと受けとめていただきたいということをお願いさせていただきたいと思います。
今の段階での仕組みでは例えば国が関与できないとか、国が前面に立てないということであれば、新たな仕組みをつくればいいわけですので、その仕組みづくりも一緒に考えていただきたい。ぜひ県民に寄り添ってください。お願いいたします。
そのことと、また、福島県外に避難している子供たちのいじめの問題。本当に県内の我々も苦しんでおりますけれども、県外にいる子供たちにまでさまざまな課題がまだまだあるということは本当に残念でなりません。
原発事故で横浜市に自主避難した中学一年生がいじめによって不登校になって、いじめ防止対策推進法に基づく調査の結果、横浜市の教育委員会の第三者委員会が避難直後からのいじめがあったことを認定しました。市教育委員会や学校の対応を教育の放棄などと批判する報告書がまとめられ、十一月九日にはこの一部が公表されたということです。
同級生から菌とか放射能と呼ばれていた、賠償金をもらっているだろうとせがまれ、百五十万円も支払った。ひどいいじめです。今まで何度か死のうと思った、でも震災でいっぱい死んだから、つらいけど僕は生きると決めたという手記を公表されています。
市教育委員会は謝罪しましたけれども、謝罪で終わることではない。この男子と御家族の皆さんの傷は癒えないし、福島県民の私たちの心にも本当に大きな傷を残しているという状況であります。
先ほどもこの件については質問があったわけですけれども、やはり根っこのところには福島県民に対する偏見とか先入観とか差別というものがあるんだと思います。そして、振り返りますと、震災直後も、福島県外では福島ナンバーの車が駐車できないというケースがあったり、やはり同じように直後、避難されている子供が放射能がうつるからということでいじめられたりというケースもありましたが、そこから五年以上が過ぎた、年月が過ぎても、やはり同じように差別、先入観、偏見、こういうものが残ってしまっているということだと思います。
今も差別を受け続け、いじめられている子供たちを救うために、このようなことを決して起こさない、そういう再発防止対策をしっかりと進めていかなくてはいけませんが、国としてはどのようなお考えで進めていらっしゃるんでしょうか。