加藤勝信の発言 (内閣委員会)

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○加藤国務大臣 一億総活躍、働き方改革、女性活躍、再チャレンジ担当大臣、また、男女共同参画、少子化対策を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
 一億総活躍社会の実現は、安倍内閣の最重要課題であります。
 少子高齢化という日本の構造的課題に真正面から挑みます。そして、女性も男性も、お年寄りも若者も、一度失敗を経験した人も、難病や障害のある人も、誰もが個性を尊重され、家庭で、地域で、職場で、将来の夢や希望に向けて取り組める、多様性が認められる一億総活躍社会の実現を目指します。本年六月に閣議決定したニッポン一億総活躍プランを具体的に実現してまいります。
 一億総活躍社会の未来を切り開いていくその最大の鍵は、働き方改革です。働き方改革の目的は、働く方によりよい将来の展望を持っていただくことであり、第三の矢、構造改革の柱となる改革です。
 子育て、介護など、多様なライフスタイルと仕事を両立させるため、長時間労働の慣行を断ち切ります。長時間労働を是正すれば、ワーク・ライフ・バランスが改善します。女性、高齢者も仕事につきやすくなります。経営者は、どのように働いてもらうかに関心を強め、労働生産性が向上します。
 また、同一労働同一賃金を実現し、正規と非正規の労働者の格差を埋め、若者が将来に明るい希望が持てるようにすることにより、中間層が厚みを増し、より多く消費することにつながります。
 働き方改革は、社会問題であるだけでなく経済問題です。そして、働き方は人々のライフスタイルに直結するものであり、企業にとっても大変大きな課題であります。このため、これまでよりレベルを上げて、労使のトップや有識者に集まっていただき、働き方改革実現会議において、働く人の立場、視点に立って議論を進めてまいります。
 同会議では、次のようなテーマを取り上げることとしております。
 第一に、同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善、第二に、賃金の引き上げと労働生産性の向上、第三に、時間外労働の上限規制のあり方など長時間労働の是正、第四に、雇用吸収力の高い産業への転職、再就職支援、人材育成、格差を固定化させない教育の問題、第五に、テレワーク、副業、兼業といった柔軟な働き方、第六に、働き方に中立的な税制など女性、若者が活躍しやすい環境整備、第七に、高齢者の就業促進、第八に、病気の治療、そして子育て、介護と仕事の両立、第九に、外国人材の受け入れの問題。その上で、各般にわたる労働制度の改革プラン、働き方改革実行計画を今年度内を目途にまとめます。具体的な実行計画を取りまとめた上で、スピード感を持って国会に関連法案を提出します。
 全ての女性が輝く社会の実現は、安倍内閣の大方針の一つであり、一億総活躍を目指す上で中核となる課題です。引き続き、全ての女性が、みずからの希望に応じ、家庭、地域、職場といったそれぞれの場において個性と能力を十分に発揮し、輝くことができる社会の実現を目指してまいります。
 女性活躍推進法や第四次男女共同参画基本計画及び女性活躍加速のための重点方針二〇一六で定めた制度的枠組みや施策体系に基づき、女性活躍の取り組みをこれまで以上に加速します。具体的には、女性の積極的な採用、登用や、将来指導的地位へ成長していく人材の層の拡充、ワーク・ライフ・バランスの実現のための取り組みを進めます。特に、男性の暮らし方、意識の変革のための効果的な方策について検討してまいります。
 さらに、女性に対する暴力の根絶を図ります。
 女性活躍を担当する男性の大臣として、女性の力の発揮が社会の大きな活力に結びつくことを広く認識いただけるよう力を尽くしてまいります。
 また、再チャレンジについては、誰もが、仮に失敗しても、意欲があれば多様な機会が与えられ、何度でもチャレンジできる社会の構築に向けて、引き続き関係省庁と連携しつつ、必要な取り組みを進めてまいります。
 日本社会を根幹から揺るがしかねない少子化の危機を脱することは、待ったなしの課題です。希望出生率一・八の実現に向けて、結婚や出産の希望をかなえる環境を整備するため、結婚、妊娠、出産、子育てへの支援を着実に進めてまいります。子ども・子育て支援については、企業主導型保育事業の活用などにより待機児童の解消を図ります。また、保育士等の処遇改善や残された〇・三兆円超の財源の確保を含め、幼児期の教育、保育、子育て支援の充実に全力を尽くします。
 子供の貧困対策については、家庭の経済事情によって子供たちの未来が閉ざされないよう、未来への投資として総合的に施策を展開してまいります。特に、国民や企業の皆様の幅広い理解と協力のもと、基金を通じた草の根の活動の支援やさまざまな支援に関する情報発信など子供の未来応援国民運動に取り組むとともに、地方公共団体の取り組みへの支援も進めてまいります。あわせて、子供・若者育成支援推進大綱に基づく各種施策を総合的に推進するとともに、青年国際交流事業、青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備などの各種事業にも引き続き積極的に取り組みます。
 本年七月に相模原市の障害者施設で痛ましい事件が起きました。全ての国民が障害の有無にかかわらず互いの人格と個性を尊重し合いながら共生できる社会を目指し、引き続き関連施策を総合的かつ計画的に推進します。また、障害者差別解消法の周知啓発などにも取り組みます。
 さらに、全国交通安全運動を初めとする交通安全対策や、高齢社会対策などの各種施策を推進します。
 成年後見制度の利用の促進については、本年五月施行の成年後見制度の利用の促進に関する法律に基づき、成年後見制度利用促進基本計画の策定に向けて取り組みます。
 秋元委員長を初め理事、委員各位の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。(拍手)

発言情報

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発言者: 加藤勝信

speaker_id: 5843

日付: 2016-10-14

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会