葉梨康弘の発言 (予算委員会)

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○葉梨委員 それでは、質問に移らせていただきます。
 この予算委員会でも、SBS輸入米の問題についていろいろと取り上げられております。この問題はなかなか、SBSといっても何だかよくわからないところがあるわけですが、日本が主食用として輸入するお米、これは十万トンを限度として国が一応買い取って、それで業者に渡すという形になっています。そのときに、国のマークアップといって、幾らかかさ上げの分をとっていくということで、大体、SBS米というのが入札で入ってくるわけです。
 これは、日本の国産米よりも安く、つまり、今問題となっていますのは調整金ということで、輸入した商社の方が、国からもう一度買い取る米穀業者に、まあリベートですね、リベートを渡して、そのリベートの分をより安く市場に出すということで、安い外国産米が市場に出回っているのではないか、そういうことをずっと野党の方々からも質問があったわけです。
 このパネルの説明ですが、では、SBS米、つまりそういった主食用米の輸入というのはどういうときに行われるかということで、これは農水省からいただいた資料で、野党の方にも行かれているわけですけれども、国産米の価格が高いときに十万トンの枠いっぱいの輸入が行われて、安いときにはそれが未達になっている。ですから、そういった意味でいいますと、国産米が高いときには、それを補うという意味で外国産米を主食用として輸入する。そして、安いときには、その必要がないものですから、その十万トンの枠が未達になっている。そういう現状があるわけです。
 現実問題として、このSBS輸入米というのは、ほとんどが、百七十万トンと言われている中食、外食用の業務用として卸されているというふうに私自身は伺っておりますが、一度、大手スーパーで販売をしたことがあります。平成二十四年です。
 平成二十四年、前年の東日本大震災の結果、ここにありますように、国産米の価格が比較的高くなりました。このときに、大手スーパーである西友が吉林省のお米を販売いたしました。
 このときのSBS、キロ大体二百五十円ぐらいですから、当時の国産米より多少安い価格で業者は買うことができたわけです。その売り渡し価格というのが、五キロ当たり一千二百九十九円。ですから、一キロ大体二百五十円ぐらいです。ですから、どこまで西友さんがマージンを取っているかどうかわからないんですけれども、大体、SBSということで、国から引き受けた価格と同じか、ほぼ同等の価格、そして国産米の価格よりも安い価格で販売されたという例が一例あります。
 ただ、それがあったからといって、その年のお米の価格が下がったわけではありません。
 では、現実に、今現在、スーパーではないけれども、SBSのお米というのはどういうところで出ているか。これは通販で結構出ているんですね。
 どういうところで出ておりますかということなんですけれども、例えば、今、タイ米というのは、昔は外米、外米と言って安いお米の代名詞だったみたいなんですけれども、インディカ米というのは非常にカレーに合うということで、結構人気です。
 これを見てみますと、タイ米、五キロ千六百円。これですと、大体、日本でいうと国産米の価格と同等でございます。タイのジャスミンライス、香り米、二キロ千五百九十八円。これはコシヒカリより全然高いです。それから、カリフォルニア米中粒種カルローズ、五キロ二千六百円。これもコシヒカリより全然高い。希少価値があるんですね。
 ですから、むしろ、安いSBS米が出回っているというよりも、小売向けには結構高い値段で今取引がされている。これが現状です。(発言する者あり)カルローズにはあります。
 調整金があるかどうかといっても、要は、SBSで入ってくる、そこで調整金。今話がありましたが、この調整金というのを引いて市場に出す、だから安くなるというのが民進党の方々の主張です。でも、そんなに高く売れるんだったら、調整金をポケットしてしまうというのが経済の原理なんですよね。
 ですから、そういった意味では、全く、調整金のルールがあるとか、あるいはSBS米があるということで国産米の米価が下がっているというエビデンスにはならないんです。ただ、念のため、農水省の方で、どういうルールで民民の間の取引が行われているかという調査をされているわけです。
 その調査結果、私たちもそれはTPPの特別委員会等ではしっかりと議論をしたいと思いますので、いつ調査結果が出るか、簡潔にお答えください。

発言情報

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発言者: 葉梨康弘

speaker_id: 24180

日付: 2016-10-04

院: 衆議院

会議名: 予算委員会