佐藤正久の発言 (外交防衛委員会)

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○佐藤正久君 しっかり検討をお願いしたいと思います。
 資料一にもう一度戻ってください。次に、UNコマンドとナショナルコマンド、指揮と指図の関係について質問します。
 日本の派遣隊長はデュアルハットです。派遣部隊長とUNラインの施設隊長、それを兼務しています。よって、国連の指図と日本の指揮を同じ隊長が受けます。ゆえに、このUNコマンドとナショナルコマンドがぶつかった場合、隊長は非常につらいです。私が派遣されたゴラン高原のPKO、カナダ部隊の場合は、国連のラインでUNコマンドを受ける兵たん大隊長とカナダ政府の指揮を受ける派遣部隊長を分けていました。それは、指揮と指図がぶつかる場合があって、UNラインの入っている兵たん大隊長の立場を困らないようにするため、カナダの基準も全て国連スタンダードと同じではないというふうな説明を現地で受けました。
 日本の派遣隊も当然国内法に縛られます。国内法に書いていないことはできません。ゆえに、法理論上は、国連がやれと言ったことを国内法上やらないということもあれば、国連がやらないと言ったことも日本政府からの指揮や国内法でやることもあります。実際に、私もゴラン高原でこれを経験いたしました。ただ、できればこのUNコマンドとナショナルコマンドがぶつからない方がやっぱり有り難い。よって、派遣部隊長と施設隊長を兼務させている以上、継続的に日本の国内法、あるいは指揮の制限等を国連関係者に丁寧にすべきだと思います。そのための派遣隊長の努力と、これも重要だと思います。
 仮に、駆け付け警護任務、これが付与される場合は更に大事だと思います。仮に任務を付与する場合、特に大使館員とかJICA職員は国連要員ではありません。国連にとっては必ずしも優先順位が高い警護対象ではない場合があります。そういう彼らに対する駆け付け警護の任務が、その必要性が生じた場合、それを国連の指図、UNコマンドの業務として行うには、特別代表やあるいはフォースコマンダー、作戦部長の理解がないとなかなか難しい。七月のあのJICAの事案にあったように、UNとのそごを回避する上からも、関係者の理解、これを得る努力が極めて大事だと思いますが、防衛省の見解を問います。

発言情報

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発言者: 佐藤正久

speaker_id: 11254

日付: 2016-10-25

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会