山田修路の発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)
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○山田修路君 自由民主党の山田修路です。
TPP協定の質疑についてトップバッターということで、大変いい機会をいただきました。感謝を申し上げたいと思います。
私は、参議院議員になる以前、国家公務員をしておりました。農林水産省に勤務していた当時、民主党の菅総理、そして野田総理のときでありますけれども、TPP交渉に参加できないかどうか検討していた時期でもあります。私は、農林水産審議官という役職でありまして、農林水産省で国際交渉の事務方の責任者という立場でございました。民主党政権の下で交渉参加の可能性について模索をし、そして自公の連立政権、安倍総理の下で交渉に参加をし、そして合意に達して、今こうして国会で審議をしているというところでございます。
この委員会には、与野党を問わず、TPP交渉に関わってこられた方、たくさんおられます。また、内容をよく知っている方もたくさんおられるということでございます。これまでの経験も生かしながら、内容のある、また分かりやすい審議をしていきたいというふうに思っております。よろしくお願いをいたします。
まず最初に、TPP協定の発効についてお伺いをしたいと思います。
日本はこれまで、EPA、FTA、自由貿易協定、そして経済連携協定、これを推進してまいりました。その中でも特に経済規模の大きないわゆるメガ協定の交渉を同時並行的に進めてきたというふうに思っております。一つは、このTPP協定でございます。太平洋を取り巻く十二か国が、このパネル、資料にもありますけれども、十二か国が構成員となって交渉をしているこの協定、そしてもう一つは、RCEPというものがあります。(資料提示)
ASEANの十か国、そして日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、そしてインド、十六か国が構成員となっている交渉、そしてまた日本とEUの間で行っている日EU、これは、EUは大変大きい経済圏でありますけれども、こういったメガ協定を並行して同時に進める、こんな交渉をやってきた。これはもうそれぞれの交渉が好影響を与えてお互いに促進していくと、こういった面があるということでございます。そのようなことで進めてきたわけであります。
こういった通商政策を進める中で、今、先週アメリカの大統領選挙がありまして、トランプ氏が当選をしたということでございます。トランプ氏は、TPP協定だけでなくてNAFTA、北米自由貿易協定、これについても賛成しないというような発言をしております。トランプ氏の当選でTPP協定の発効について懸念が広がっている、また、イギリスがEUから脱退をするというようなこともあって保護主義が台頭してきているのではないか、こういった懸念もあります。
そこで、今後、我が国の通商政策、これをどのように進めていくのか、そしてこの見直しが必要なのかどうか、この点について基本的な方針を総理にお伺いしたいと思います。