荒幡克己の発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)
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○参考人(荒幡克己君) 今、環境ということで、具体的には、例えば多面的機能を発揮して洪水防止機能であるとかそういうことが発揮できるように、中山間の棚田とか、そういうことを維持するという内容をイメージされているのかと思うんですが、両立可能だと私は思っております。
私の意見陳述では、主として産業政策としての側面からの政策だけに絞ってお話ししましたが、その一方で、地域社会の維持としての観点も重要でございます。この観点から見ますと結構地域差がございまして、東日本、それから愛知県辺りは非常に意欲的な担い手がたくさんおるわけでございますが、西日本の方はかなり本当に担い手としては少なくて深刻でございますので、こういったところでは棚田自体も維持できなくなりつつあるというようなところがございます。
この辺で、じゃ、どうやっていくかというのが一つ悩みなんですけれども、ここで、棚田のその一つの、何といいますか、世界遺産のような形で維持する、こちらも大事なんですが、それさえもできなくなってしまうような地域で、例えばの話、放牧とか、余り水田としての維持にこだわらないのも一つの方向かと思っておりまして、現に農水省の施策の中でも結構そういう水田の畑地化とかいう方向も考えられておるようでございまして、この環境、多面的機能の維持というのも、少しその担い手が多い少ないとか、その辺も含めてきめ細かく見ていかないといけないなと思っております。
いずれにしても、両面から見て大いにそれは両立しなければならない政策目的だと思っております。