井内摂男の発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)
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○政府参考人(井内摂男君) お答えを申し上げます。
委員御指摘のとおり、人工知能によりまして自律的に生成される創作物、いわゆるAI創作物が現実のものとなっていくにつれまして、情報量の爆発的な増大という形で、人間による創作活動を前提としている現在の知財制度やあるいは関連する事業活動に影響を及ぼしていくことが考えられるところでございます。
本年五月に政府の知的財産戦略本部で決定されました知的財産推進計画二〇一六におきましては、AI創作物につきまして、現在の知財制度上、権利の対象にならないというのが一般的な解釈であることを確認いたしました上で、例えば市場に提供されることで生じた価値などに着目いたしまして、一定の価値の高いAI創作物については、投資の保護と利用の促進の観点から、知財保護の在り方について更に検討が必要としたところでございます。
この知財計画二〇一六を受けまして、この十月には知的財産戦略本部の下に新たな情報財検討委員会という検討体を設置いたしまして、AI創作物だけではございませんで、AI創作物を生み出すいわゆる学習済みモデルというのもございますが、そういったものの取扱いも含みますAI全般に関する知財制度上の課題につきまして検討を行っているところでございます。
今後、人工知能の関連技術の進展でございますとか国際的な議論の動向も注視しながら、関係省庁と連携して更に検討を深めていく予定でございます。