中村幹雄の発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)
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○参考人(中村幹雄君) 加工食品を例に取って申し上げますと、アメリカの例えばニューヨーク行ってスーパーマーケットへ行きますと、マルUと書いたのがスーパーマーケットの多分もう半分以上を占めていると思うんですね。これはいわゆるコーシャ認証で、コーシャというのはKOSHERですけれども、ユダヤの方々が食べられる食品なんですね。
これを、じゃ、日本でそのコーシャ食品をアメリカの企業が出そうとしたときに、日本の添加物を、私は添加物事業者ですから、添加物を使おうとすると、その添加物もコーシャ認証が必要だということになったんですね。じゃ、そのときに何が一番困ったかといったら、エチルアルコールなんですよ、エタノール、NEDOがつくっている。この中に一滴であったとしてもブドウ由来のエタノールが入っていたら使えないと。これはユダヤの教えだから使えないわけですね。そうすると、経済産業省にお願いをして、きっちりとトレーサビリティーの取れた発酵アルコールを我が国でも供給してほしいということを事業者からお願いに行って、多分十年ぐらい掛かったと思いますね。それでもって天然着色料で米国へのコーシャ用のものが輸出できるようになったわけですね。
そのように、国際的な認証に取り組んでいこうとすると幾つかの整備しなきゃならないことがいろいろあると思うので、部品である食品添加物についてまでもいろいろよく調べていただいて、国がやっぱり音頭を取って、そこに予算を付けてやっていっていただきたいというふうに思います。