福島みずほの発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。
希望の会(自由・社民)を代表し、環太平洋パートナーシップ協定の締結、承認並びに環太平洋パートナーシップ協定の締結に伴う関係法律の整備に関する法律案に対し、反対の立場から討論を行います。
まず第一に、トランプ米国次期大統領がTPPからの離脱を明言する中、我が国において膨大なお金と時間を掛けて国会審議をする意味がどこにあるでしょうか。TPPをめぐる安倍内閣の外交戦略は完全に失敗をしました。安倍政権は発効する可能性ゼロのTPPを無理やり成立させようとしています。醍醐聰参考人はこの委員会の中で、このTPP協定を成立させることは無意味であるだけでなく、危険であると話をされました。このTPP協定が今後、例えば二国間協議をやる中で最低ラインとなって縛っていくからです。TPP協定を承認をすることは、成立させることは無意味であるだけでなく、誠に危険である。その愚を、この参議院は手を貸すべきではありません。
第二に、このTPP協定は何でしょうか、誰のためのものでしょうか。安倍総理は自由貿易と言います。しかし、自由貿易ではありません。新自由主義貿易、強欲資本主義のための自由でしかありません。大企業の大企業による大企業のための協定、グローバル企業のグローバル企業によるグローバル企業のための協定です。
それを象徴的に示しているものがISDS条項です。企業が、自分たちの投資が害されるとして、将来損害が起きる可能性があるとして、一方的に相手国を訴えることができます。NGOも組合も人々も政府も、別にこれは自分たちの投資が害されるということではないわけですから、大企業にだけこの武器を、牙を与えるもので、こんなものを認めさせてはなりません。
日本の富を、日本人の生活を売り渡してはなりません。これは日本対アメリカといった構図ではありません。アメリカでも、組合、NGO、多くの人々が反対をしています。日本でも、農業従事者、そして多くの働く人たち、そしてNGO、たくさんの人々が反対をしています。なぜか。生活を守りたいからです。
この委員会の中でも、農業がまず自給率が下がったり打撃を受けることがかなり明らかになりました。TPPに入って、瑞穂の国は守れません、瑞穂の国は守れないんです。TPPに入って瑞穂の国を壊してはなりません。
そして、この委員会の中でも、食べ物の安全や、そして公共調達、医薬品、薬価が上がるんではないか、国民皆保険制度や、そして今日、水のことを挙げましたけれども、たくさんのことが、日本が戦後曲がりなりにも築き上げたことが壊滅的な打撃、壊されるんではないか、しかもそれがグローバル企業によってということがかなり明らかにされ、また参考人からも、薬価が上がるんではないかということが端的にあるように問題がされました。国民の生活を奪ってはなりません。
そして第三に、民主主義を破壊するものです。TPPが、法律やそして条例を超えて訴えることができる、議論することができる、これは日本の民主主義にとってまさに危機だと考えます。保守の矜持というものがあるでしょう。日本人の生活を政治家たちは、議員は守っていこうではありませんか。
このTPP協定に関して断固反対、社民党は今後も全力を挙げてTPPに反対していく、希望の会は反対していくことを申し上げ、反対討論を終わります。