萩原伸次郎の発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会公聴会)

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○公述人(萩原伸次郎君) 貿易について少し申し上げますと、かつての貿易と現代の貿易というのは大きく変わってきているということですね。つまり、かつての貿易というのは、国内で作って外に売るという、これが基本的なものでございまして、要するに雇用も増えるし輸出も増える、GDPも増えるということなんですね。ところが、現代の貿易というのは必ず自由貿易と投資というのが付いてくる。自由貿易と雇用じゃないんですね、自由貿易と投資。ですから、企業がいかに外に出ていくか、外に出ていく企業をいかにサポートするかというのが現代の貿易のシステムの基本的な問題点なんですよ。
 ですから、TPPというのはそういう、中小企業にしてもそうですけれども、外に出ていくということをサポートするという考え方ですから、国内の人口減少に対応するというそういう協定になっていないんですね。ここがトランプ大統領が離脱をすると言ったところの大きな要因でもあるんですよ。
 例えば、日本の企業がアメリカで作らなくてメキシコで作る、メキシコで作ってそこからアメリカに輸出する。北米自由貿易協定というのがありますので、そこから輸出しても関税はゼロなんですよ。何でメキシコで作るかといったら賃金が安いからですよ。だから、トランプ大統領は、あそこに壁を築くと言ったのは、北米自由貿易協定というのを再協議して、それで企業が全部外に出ていってそこから輸入しているというシステムを変えたいということなんですね。ですから、北米自由貿易協定がもしやめられれば確かにトヨタ自動車とかそういうところは困ると思いますけれども、しかしそれがアメリカの国内の投資を積極的にさせるということで非常にいい意味を持っているんですよ。
 だから、そういう点でいうと、我が国日本も自分の国内にどうやって産業を興すかということを考えることと、それから、やはり人口が少なくなってくるということは、技術革新、イノベーションを起こすということは教育ですよね、国内の教育に対して非常にお金を使って、そして人材を育てると。こういう作戦を取っていかないと日本の人口を減少させるというものに対する対策にはならない。私は是非そういう対策を取って、日本の人口が減るということを逆にイノベーションをつくり上げて解決していく。私は教育が非常に重要な鍵になっているというふうに思っております。

発言情報

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発言者: 萩原伸次郎

speaker_id: 18961

日付: 2016-11-25

院: 参議院

会議名: 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会公聴会