滝波宏文の発言 (経済産業委員会)
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○滝波宏文君 自由民主党、福井県選出の滝波宏文でございます。岩井筆頭理事に続きまして、次席理事として質問させていただきます。
まず、国家的な議論となっております地元福井県に所在する高速増殖炉「もんじゅ」につきまして、先日、二十一日の原子力関係閣僚会議におきまして、「もんじゅ」については廃炉を含め抜本的な見直しを行うとの取りまとめが行われ、世耕大臣からの所信的挨拶にもございましたが、年内に高速炉開発の方針策を策定する、すなわち今年中に最終決定をするということとされました。廃炉という文言が政府の取りまとめの中に突然出てきたことに、今、立地軽視と拳を握り締める方々など大変な激震を引き起こしておりまして、私自身としても、同様に大きな衝撃を受けております。
本件は非常に多くの論点を抱えるものでありますが、とりわけ大きく分けて三点、最終決定の前にしっかりと遺漏なく整理をしていただく必要があるものがあると思ってございます。一つには、そして最も重要な点ですが、地元立地の理解、納得を確保した上での結論を出していただかねばならないということ。二つ目は、日米原子力協定を含む安全保障上の問題。三つ目は、核燃料の最終処分との関係。これら三つの点についてきちんと整理をしないと最終的な決定はできない、こう考えておりますところ、各点について質問をしたいと思ってございます。
今申し上げたように、何よりも重要なのは地元の理解、納得ではありますが、これについての質問は最後に回しまして、まず二点目から伺います。
「もんじゅ」について、ナトリウムを使う技術だと、こう強調されることが多うございますが、それは「もんじゅ」の本質は表してはおりません。「もんじゅ」の本質というのは、プルトニウムを扱う日本における国産の最先端技術であります。そのことの意義は非常に大きく、日米原子力協定によって日本が非核保有国として唯一核燃サイクルを認められていることの中核を成しております。プルトニウムバランスの確保、我が国のプルトニウム平和利用、核不拡散への貢献という点でも、この象徴的な「もんじゅ」なしで進むのか、一体どう整理されるのか。フランスのASTRIDを通じて日仏協力で高速炉開発の研究を続けていくんだとも聞こえてきますが、ASTRIDは結局フランスにお金を出しただけで全くコアな最先端技術が得られないという結果になったとしたら、一体何なのだということになってしまいます。
やはり日本におけるプルトニウムについての最先端技術を確保せねばならないわけでありまして、この点についてどのように整理をしていくつもりなのか、お伺いいたしたいと思います。