井原巧の発言 (経済産業委員会)

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○大臣政務官(井原巧君) 御指名ありがとうございます。吉川委員の御質問にお答えを申し上げます。
 委員御指摘のとおり、我が国の石油、天然ガスの安定的な供給を確保するためには、JOGMECによるリスクマネー支援とともに、おっしゃるとおり、政府による積極的な資源外交が必要不可欠というふうに考えております。これまでも総理の指揮の下、積極的に資源外交を展開し、一定の成果を上げていると考えております。
 例えば、UAEとは、総理、閣僚レベルで石油権益の獲得や延長交渉を行うとともに、教育や医療などエネルギー以外の分野も含めた人材育成や技術協力等を進めてまいりました。こうした努力が一部結実し、昨年、世界最大級のアブダビ陸上油田において、アジア企業として初めて国際石油開発帝石、INPEXといいますが、が権益を獲得したところであります。
 また、米国では安全保障上の理由でLNGの輸出に個別承認が必要でございますが、総理や大臣から再三承認の働きかけを行った結果、二〇一四年には我が国が参画する全てのLNGプロジェクトの輸出承認を獲得したところであります。
 今後とも、我が国といたしましては、我が国の石油権益の多くが集中し、その六割が二〇一八年に権益期限を迎えるアブダビ、また、欧米による制裁が解除され、今後外資への権益開放が見込まれるイラン、加えて、我が国への原油の最大供給国でありますサウジアラビア、そして、地理的にも近接し、豊富な石油、天然ガスの埋蔵量を有するロシア等の国を中心といたしまして、外務省その他の関係省庁とも緊密に連携をしつつ、戦略的に資源外交を展開してまいりたいと考えております。
 また、中核的企業の育成についてでありますが、JOGMECによる支援の効果もありまして、更に改善の余地はありますが、一定の成果が上がってきているというふうに感じております。
 具体的には、我が国の中核的企業に位置付けられている先ほど申し上げましたINPEXの生産規模でありますが、二〇〇六年度の日量約四十一万バレルから二〇一五年度には日量約五十一万バレルに増加をしております。
 また、同社は、豪州のイクシスLNGプロジェクトにおいて、日本企業として初めてオペレーター、操業主体を務めておりますし、この生産開始等によりまして生産規模は日量六十から七十万バレル程度まで増加する見込みでありまして、メジャーは百万バレルというふうに言われておりますから、近づきつつあるということではございます。
 二〇二〇年代前半に日量百万バレル達成という同社が掲げる目標に向け、いかに次のステップを具体化させるかが目下の課題であるというふうに考えておりまして、今回拡充されます企業買収支援は、我が国上流開発企業が効率的に優良権益を獲得することを後押しするのみならず、パートナーたる海外の企業を通じて、石油、天然ガスの生産現場におけるノウハウを獲得し、将来の活躍のフィールドを広げることを可能にすると考えておりまして、中核的企業育成の更なる加速に資するものと考えているところでございます。

発言情報

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発言者: 井原巧

speaker_id: 22249

日付: 2016-11-10

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会