世耕弘成の発言 (経済産業委員会)

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○国務大臣(世耕弘成君) 日本にとっては、ロシアというのはまさにフロンティアだと思っています。特に産業界ですね。これだけ隣接する大国でありながら、貿易額でいくと、日中と比べると日ロの貿易額というのは十分の一です。累積投資額になりますと八十分の一でありまして、これ、まだまだ伸び代があるというふうに思っております。
 これは、安倍総理とプーチン大統領の度重なる首脳会談の中で信頼関係も積み重なって、そしてそのことが今八項目の協力プランという形で日本とロシアで経済協力を進めていくという話が進んでおります。今は私がそれを具体化する作業を相手側の大臣と一緒になって鋭意進めているわけでありますが、これは日本にとっても非常にメリットのある、何かロシアにあげるとかいう話ではなくて、日ロが協力してお互いにメリットを生み出すプロジェクトだというふうに思っております。
 特に資源に関しては、この八項目の協力プランの中の四番目に資源エネルギーを入れておりますけれども、日本にとって、やっぱりエネルギー戦略上、どうやって中東の依存度を減らすかということが非常に重要であります。ロシアは世界最大級の石油、ガスの埋蔵量を誇っているわけでありまして、しかも地理的に北側から運んでくるという形になるわけですから、非常にこの中東の依存度を減らすバックアップのルートとしては非常にロシアというのは有望ではないかというふうに思っているわけであります。
 ただ、やっぱり今、経済プロジェクトが進んでいる前提というのは、やっぱり首脳間の信頼関係ができて政治関係が安定した、だから経済協力が進んでいる、そしてこの経済協力が進めばより政治関係が安定する、この好循環に入っていくことが重要だと思います。
 エネルギーもそうだと思います。今我々は、ようやく、ロシアからの天然ガスでいいますと、大体依存度一〇%なんですね、ロシアの。じゃ、これを増やしていいかとなると、やっぱり今度は政治的信頼感がないと依存度なかなか増やすという判断もできないわけでありますから、そういった面で、エネルギーも含めて政治と経済の関係がどんどんどんどん循環しながら強まっていくという好循環に日ロが入っていくということが重要ではないかなというふうに考えております。

発言情報

speech_id: 119214080X00420161110_009

発言者: 世耕弘成

speaker_id: 15381

日付: 2016-11-10

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会