世耕弘成の発言 (経済産業委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○国務大臣(世耕弘成君) このメタンハイドレートについては、青山委員は大変専門家でいらっしゃって、独立総合研究所社長として、私も一議員として何回も青山委員からレクチャーを受けて勉強をさせていただいていますので、かなり議員の中ではメタハイについては詳しい方だと思っていますし、今御指摘のあった太平洋側というのは、まさに私の地元の和歌山の沖合でこの砂層型メタンハイドレートの研究が進んでいるわけであります。
 メタンハイドレート、いろいろ技術的な課題とかまだまだありますけれども、やはりこれをいつでも日本は利用できるんだぞと、そういう技術を確立をしているんだぞということをやはりきちっと世界へ伝えていくことが、天然ガスとか石油に対する価格交渉力を付けるとか、そういう意味でも非常に重要だというふうに思っています。
 砂層型メタンハイドレートの方がちょっと少し先行して進んでおりまして、今年度中には第二回目となる海上での生産実験が実施をされるわけであります。
 一方で、今御指摘の表層型メタンハイドレートについては、少しスタートは遅れましたけれども、平成二十五年度から二十七年度の三か年で資源量の把握のための調査が実施をされました。その結果、表層型メタンハイドレートが存在する可能性のある、今おっしゃっていた煙突状になっているガスチムニー構造と呼ばれる海底の地形を千七百四十二か所確認をしたところであります。一か所において資源量を試算したところ、一定の幅を持つ値ではありますけれども、メタンガスに換算をして約六億立米、ということは、我が国の天然ガスの消費量の約二日分に相当するメタンハイドレートの存在が確認をされたわけであります。
 ただ、どうしても、この表層型の場合、ガスチムニーごとにメタンハイドレートの分布が異なるとか、あるいはどうやって回収するかという手法がまだまだ確立をされていないとか、いろいろまだ問題点がありまして、エネルギー資源としての有用性を何か方向性を持って今決めていくのはまだちょっと早いかなというふうに思っております。
 国としては、資源開発の可能性を見極めるために、提案公募による回収手法に関する調査研究も開始をしたところであります。その先には、今委員御提案のようなミニ発電所ですとか、それで公営バスを走らせるなどというアイデア、これは非常に興味深いというふうに思いますし、地域からの期待があるということは、私のところにもそういった希望、期待は寄せられているところであります。
 よく技術面、経済面でのハードルをうまくこなしながら、是非、最初は小さな形かもしれませんけれども、民間企業、大学、自治体も含めていろんな英知を結集をして、できるだけ早く、少しでも、小さな形でもいいから実用化が進むように調査、研究開発を加速してまいりたいというふうに思っております。

発言情報

speech_id: 119214080X00420161110_020

発言者: 世耕弘成

speaker_id: 15381

日付: 2016-11-10

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会