岩田規久男の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(岩田規久男君) 日本銀行は、先般導入した長短金利操作付き量的・質的緩和の下で量と金利の両面から強力な金融緩和を推進していく方針であります。
 すなわち、新たな枠組みでは、長期金利の水準を金融市場調節の操作目標とすることにいたしましたが、長期金利の目標を実現するためには引き続き多額の国債購入、買入れが必要不可欠であります。この点、公表文においても、国債買入れ額について、おおむね現状程度の買入れペース、保有残高の増加額約年間八十兆円をめどにしつつ、金利操作方針を実現するよう運営すると明記しております。また、オーバーシュート型コミットメントを導入し、消費者物価上昇率の実績値が安定的に二%の物価安定の目標を超えるまでマネタリーベースの拡大方針を継続するといたしました。総括的な検証で示したとおり、マネタリーベースの拡大は、物価安定の目標に対するコミットメントや多額の国債買入れと併せて、金融政策レジームの変化をもたらすことにより、人々の物価観に働きかけ、予想物価上昇率の押し上げに寄与したと分析されております。
 こうした認識を踏まえて、新たな政策枠組みにおいては、マネタリーベースについて、オーバーシュート型のコミットメントを採用することによりフォワードルッキングな期待形成を強め、予想物価上昇率をより強力な方法で高めていくことにいたしました。
 このように、日本銀行は、今後とも、量及び金利の両面から強力な金融緩和を推進し、二%の物価安定の目標をできるだけ早期に実現する方針です。

発言情報

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発言者: 岩田規久男

speaker_id: 29048

日付: 2016-10-27

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会