斎藤嘉隆の発言 (文教科学委員会)
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○斎藤嘉隆君 是非委員の皆さんにも共通の認識をしていただきたいと思うんですけれども、小学生が、例えばですよ、小学生が車が通る場所を歩いて通学をする、こういう風景そのものが実は問題だと私は思っています。
通学路を車が通る以上絶対に事故は起きます、また。なので、時間を決めて車と子供たちをもう分離をしてしまう、こういうことか、あるいは通学路ではスピードを出したくても出せない、基本的には三十キロ以下でしか通行ができない、そういう仕組みを強制的に私はつくる必要があるというふうに思っています。警察庁もゾーン30という取組をしていただいていますし、よく言われるように、ハンプという施設を造るとか様々な仕組みがあるんですけれども、是非三省庁が連携してこういう取組を進めていただきたいというように思っています。
参議院に過去五回、こういったことを盛り込んだ通学安全確保法案というものを議員立法で提出をさせていただきましたが、一度としてつるしが下りることはありません。今、内容を更に詰めて、通常国会でまた六回目の提出をさせていただくべく今準備をしていますので、是非中身をしっかりこの委員会でも皆さんの御協力をいただいて議論をしていただきたい、そんなことを最後に要望させていただきたいというふうに思います。
ちょっと今日は時間がないので、本当は大臣にもこのことをお聞きしたかったんですが、ちょっとやめさせていただいて、残りの時間で教職員定数のことを財務省の方と議論させていただきたいと思います。
十一月四日の財政審の分科会を経て建議が先般出されたというのは、もう皆さん御承知のとおりだというふうに思います。先週も含めてこの委員会でも多くの委員から定数改善の必要性が様々指摘をされまして、複数回にわたりこの委員会で決議も全会一致でなされた。今回の建議の中身を精読をいたしましたけれども、残念ながらそれらを反映をしたものとは言えない。財務省のこういう姿勢は私は極めて遺憾であるというふうに思っています。
資料を用意をしましたので是非見ていただきたいと思いますが、よく教員一人当たりの児童数で定数の国際比較というものがなされます。財政審でも、日本のこのPT比がG5各国と比較して極めて高水準、要するに数字がちっちゃくてこれ以上の改善に必要がないというような、あたかもそのような言及がなされていますが、私、財務省さんがよく言ういわゆるエビデンスに基づかない現状把握であるので、そのことをちょっと指摘をしたいというふうに思います。
表を是非見てください。PT比を主要先進国と比較した表であります。左上の表ですけれども、確かにおおむね大差はないんです。教員一人当たりの、PT比というのは遜色ない、これは事実だというふうに思います。ただ、財務省さんの大好きな、例えば学力との比較等々は、ここではなぜか言及がされていません。日本と遜色のない主要国のいわゆる学力はどうであるのかというものもこの表で示させていただいていますので、見ていただきたいと思います。
日本は数学、読解、科学的リテラシー、それぞれ二位、一位、一位。アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスの順位を、読み上げませんので見ていただきたいというふうに思いますけれども、日本より明らかに学力が低い、こういう国と遜色ないので、PT比が、これ以上定数改善の必要がないという論がどこに成り立つのか、そのエビデンスを財務省さん、お聞きをしたいと思います。