有田芳生の発言 (法務委員会)

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○有田芳生君 最後に、金田大臣の所見をお伺いしたいことがあるんですけれども、そういう方向性というものをやはり法務省が強力にという、かつて大臣が表現されたような方向で進めていただきたいというふうに強く思っております。
 一方で、やはりそういう法務省の方々の努力によって、あるいは被害者が立ち上がることによって現実は少しずつでも前に向かっているだろうというふうに思っております。
 先ほどお示ししました崔江以子さんが申請をして、要請をして差別的ツイート四件の削除が確認されたという記事をお示ししました。法務局が十月六日にこの要請を行ったんだけれども、先ほども申しましたように、それが削除されるまでは一月以上たった、少なくとも十一月の十一日にはその息子さんへのひどいヘイトスピーチの書き込みというのはなくなった。
 この十一月十一日から四日後、十一月十五日、アメリカ時間ですけれども、資料の右の上を見ていただきたいんですけれども、アメリカのツイッター社が導入した新たな報告様式が発表されました。そこには、見ていただいたら分かりますように、これまで、無礼で侮辱的な内容とか、個人情報を含んでいるとか、個人に対する嫌がらせというのはこれまでもあったんだけれども、その次です、人種、宗教、性別、考え方など、これはちょっと翻訳上問題があるんですけれども、少なくとも、人種、宗教、性別などを誹謗中傷又は差別していることについてもやっぱり通報してくれということは大きな第一歩だというふうに私は考えておりますので、法務省としては、これからもこれまでどおりの方向性を更に強力に進めていっていただきたいということをお願いしておきたいと思います。
 一方で、ヘイトスピーチをする方からすれば、ヘイトスピーチ解消法ができたことをきっかけに、様々な抜け道を通じてこれまでどおりの言動というものを全国各地でやろうとしております。そこで、これからお聞きをしたいのは、選挙を利用したヘイトスピーチ対策の問題です。
 東京都知事選挙があったときに、在特会、在日特権を許さない、在日特権なんというのはないんだけれども、在日特権を許さない市民の会の前会長が立候補をいたしました。そして、どういう選挙活動を行ったかというと、民団の前あるいは朝鮮総連の前、あるいは吹き荒れた東京の新大久保、今ではできなくなった新大久保に候補者カーを止めて、様々な発言をやっていた。
 例えば、民団の前で、七月十五日、どんな発言をしたかというと、資料でお示しをいたしました。見ていただきたいと思います。君たちが民団新聞で私に危害を加える、まさにテロリストじゃないか。あるいは、頭のいかれた民団新聞について抗議に来ているんです、この民団、ろくでなしの集団でございます。あるいは、君たちはだからいずれ韓国に帰るだろうよ、さっさと帰れ、だから私は、今ここに来て、民団の人間はさっさと日本から出ていけと言っているんだよ。
 これは、京都朝鮮第一初級学校襲撃事件の判決、京都地裁、大阪高裁、そして最高裁でも確定しましたけれども、そこで認定された人種差別撤廃条約に基づいて差別なんだという文言と同じようなものなんです。
 ヘイトスピーチ、差別の扇動を選挙に名を借りて堂々とやっている、しかもこれからもやっていくと言っている、来年の東京都議選挙にも立候補をしていくという方針を持っている。こういう人たちがいるときに、法務省にお聞きをしたいんですけれども、選挙のときでもこういうことを訴え出るような体制というのは法務局などにあるのでしょうか。

発言情報

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発言者: 有田芳生

speaker_id: 5133

日付: 2016-11-22

院: 参議院

会議名: 法務委員会