西田昌司の発言 (予算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○西田昌司君 自民党の西田昌司でございます。
 今日は、ベルギーの国王陛下がお越しになり、宮中行事等もあるということで、非常にタイトな予算委員会の日程になっております。野党の皆さん方にも御協力いただきまして今日開催できているわけでありますが、我々も、僅かな時間でありますけれども、今日は東京オリンピック・パラリンピック問題について御質問申し上げたいと思います。
 八月に小池知事が誕生されまして、都政改革ということを掲げておられます。その中で、この東京オリパラ大会もその対象になっておりまして、有識者等の都政の改革推進本部からいろんな提言がされているわけであります。
 私は、無駄をなくしていこうと、都民の税金を大切に使うという考え方には共感できるところがありますけれども、しかし、このオリパラ問題はそういう問題だけではなくて、東京が全世界に自分たちのこの東京で開催することをアピールをして、そして安倍総理もその大会誘致に御尽力いただいて勝ち取ったわけであります。絶対に失敗できません。その中で考えますと、大切な視点が抜けているかのように思うわけであります。それが、オリンピックだけじゃなくてパラリンピックをやるということなんですね。
 特に、今回の提言の中では、東京の海の森水上競技場でボート競技をするというのを、宮城県の長沼ボート場へ移設されるということが提言されています。このことについて、宮城県の村井知事は大変熱心に誘致活動をされているようであります。確かに、復興五輪と銘打って、この地でオリンピックが開かれるということには一理もあると思うんです。
 しかし、問題は、このボート競技はパラリンピック大会でも行われるということなんですね。その際に、いわゆる肢体不自由な選手の方、それから視覚障害があるような選手の方々、健常者でない、そういう障害をお持ちの方もこの競技をするということにおきましては、非常にいろんな配慮が必要だと思うんですね。
 その一つが、例えば選手村、これ晴海にあるわけでありますけれども、晴海からこの長沼へは大変距離が離れておりますから、当然、もしも長沼でやる場合には別途その宿泊の施設を確保しなければならない。ところが、現在、調べてまいりますと、六か所、三百室程度しかホテルがないということなんですね。これは余りにも数が少ないわけであります。そして、その中で、障害をお持ちのパラリンピックのアスリートの方々の宿舎、対応できるのかなということも大きな問題であります。さらには、ここには選手のだけではなくて、いわゆるこの大会を運営するボランティアの方々やメディアの関係者、そして一般の観客の方々など多くの方がお越しになることが予想されますから、これだけでは甚だ私は不十分ではないかと思うんですね。
 ですから、その辺も含めて、このパラリンピックアスリートに対する配慮が、具体的にどのようなことがやるためには必要になるのかと、こういうことも丸川大臣にお聞きしたいと思っております。
 それから、長沼のボート場へのアクセスなんですけれども、これは公共交通機関でいいますと、JR東北本線、ここの無人駅なんですね、この無人駅、梅ケ沢という駅らしいですけれども、ここからバスで観客の方々を輸送する必要が出てまいります。当然、観客の方々にも障害をお持ちの方々がたくさんお見えになるということが予想されるわけなんですが、そうした場合、その観戦対応がしっかりできるのかと、こういうことも非常に気になるわけです。
 私は、そこで、安倍総理が史上最高のオリンピック・パラリンピック大会を実現させると、こういうふうに述べておられますけれども、これはまさに日本のような急激に高齢化が進んで、この国で障害がある人もない人もみんなが参加できる社会をつくる、その象徴としてのオリパラだと思うんですけれども、これは絶対に成功させなければならないと思います。
 以上のようなことを考えてまいりますと、今回のいわゆる長沼への移転というのにはかなり考えなきゃならない問題があるのではないかと思います。
 そこで、こうした、もしこのボート場、長沼のボート場に決まった場合に果たしてパラリンピックがしっかり対応できるのかということを含めて、政府側の御見解をお伺いしたいと思います。

発言情報

speech_id: 119215261X00320161011_003

発言者: 西田昌司

speaker_id: 19213

日付: 2016-10-11

院: 参議院

会議名: 予算委員会