丸川珠代の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(丸川珠代君) その長沼の競技場のことも含む東京都政改革本部の中間報告書というのは、小池都知事がこれから判断をされる材料でありますので、あくまでこれは最終決定ではないというふうに受け止めております、現実にそうでございますので。この中間報告を受けて東京都知事がどう御判断されるかというのを私ども政府の立場では見守っているというのが現在の状況でございます。
ですので、今、西田委員が御指摘いただいたような個々の論点というのは私どもの立場から正直お答えすべきかどうかというのは疑問ではございますが、確かに、パラリンピックをどうするのかということは非常に大きな問題でございまして、いずれの競技においても、パラリンピック、オリンピック双方やる場合には、パラリンピックの成功ということはこの二〇二〇東京大会の非常に大きな割合を占めていると私も認識をして運営の準備に当たらせていただいております。
首都圏の近郊以外で競技が行われるのは例えばサッカーがございますけれども、これオリンピックだけの競技でございます。また、政府としては、福島県で是非野球とソフトボールをという希望を持っているんですが、これもオリンピックだけの競技ですので、地方開催で今のところ我々の念頭にあるのはオリンピック競技ということになります。仮に長沼で行うということになると、これはオリンピック、パラリンピックどちらも考えなくてはいけなくなりますので、その点の配慮は特によく想定をしておかなければいけないことなのかなと思っております。
現状、今パラリンピック向けの宿泊施設でどのように対応しておられるかということなんですが、おっしゃったように、視覚障害者や車椅子の方の対応ということで、リオデジャネイロに私伺ったときには、特に室内の段差は完全になくすようにしなければいけないということ、それからアスリートの中でも車椅子をお使いの方は、シャワーやトイレがしっかり中で転回をできるだけのスペースがあって、なおかつ比較的時間が掛かる方が多いので十分な数が確保されていなければいけないということを伺っております。
また、道の状態がアスファルトなのか砂利道なのか、それとも砂の道なのかという、その道の状態が少し違うだけで健常者の我々が思うよりもずっと様々な困難があるということですので、どの道をどんなふうに舗装するのかというようなことも重要な問題だというふうに伺っております。
パラリンピックの成功のためには、一方で、観戦していただく方の中にも障害をお持ちの方多数おいでになっていただけるような環境を整えるということが重要でありまして、最寄り駅から競技会場まではリオデジャネイロではシャトルバスをお使いになっていたかと思います。バス交通がメーンでございましたけれども、そのバスを車椅子の方がスムーズに乗り降りできるような工夫をしておられて、バスの中にも四台ぐらい車椅子を乗せられるような改造をしておられたので、この点は我々がしっかり輸送の観点から用意をしなければいけないことだというふうに意識をしている点でございます。
また、競技会場のスタンド、トイレについても、高水準のバリアフリー化ということは非常にリオデジャネイロでも気を遣っておられたようですので、西田委員御指摘のように、世界最高水準のパラリンピック大会を実現するということについては大変丁寧な対応を検討していただいて、是非、障害をお持ちの観客、アスリート双方がきちんとスムーズに観戦をし、また競技に参加していただけるような対応を是非御検討をいただければ有り難いなと思っております。