武部新の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)
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○武部委員 ありがとうございます。
ビザなし交流も含めて、お互いの、双方の立場を害さないようにこれまでも進めてきた経緯もありますので、ここはしっかりとこの原則に沿って交渉といいますか協議、議論をしていただきたいというふうに思います。
そこで、北方四島の共同経済活動を進める上で玄関口、交流拠点となっておりますのが根室管内の隣接地域になると思います。今後も隣接地域の皆さん方にはこの中心的な役割を担っていただかなければならないと思っております。
私どもも北方調査会でお聞きした要望の中にも、北方四島とそれから隣接地域を北方四島共同経済活動特区として位置づけていただけないかというような御要望もいただいておりますし、我々もそのことを政府に北方調査会として提言もしているところであります。
一方、現状を申し上げると、隣接地域、経済が大変疲弊しております。ロシアの流し網漁の禁止もありまして、それも追い打ちになって経済が大変な状況にありまして、この拠点である隣接地域がしっかりと返還活動も含めて力を発揮していただかなければならないと思います。
特区もそうでありますが、隣接地域の振興については、北方領土問題が新しい局面を迎えて、そして共同経済活動という新しいアプローチをするという方針のもとで、やはりこの隣接地域についても振興策を新しいアプローチとして進めていく必要があると私は思います。
ぜひとも政府には、共同経済活動の具体的な検討を進めるのと同時に、新しいアプローチで隣接地域の振興策についてもしっかりと国がリードしてやっていくということを御検討いただきたいと思います。
それと、もちろん隣接地域が中心的役割を担うんですが、北方四島を事実上管轄しているのはサハリン州でございまして、今度の現地視察について、日本側が行かれるのに合わせてサハリン州知事もそこに行くというようなことをおっしゃっているという報道もありました。
合意された八項目の経済協力プランの中にも、極東の産業振興、輸出基地化という項目もあります。すなわち、サハリン州も含めて極東についての産業振興、発展に我々もしっかりと協力していくよということだと思いますが、日ロ関係を発展させていく上で、極東ロシアや隣接するサハリン州、この関係を深化させることが大変重要になってくると思います。
その上で、地理的にも北海道が隣にあるわけでありますから、北海道も積極的にこれは関与していかなければなりませんし、特に私の地元の稚内市はサハリン州との定期航路を持っていまして、これが一時継続できないということで停滞したんですけれども、また再開をして、一生懸命これから北方四島共同経済活動、サハリン州との交流についてしっかり取り組んでいくということで頑張っていただいております。
交流人口も、中国や韓国が六百万人、五百万人ですが、昨年はロシアはたったの五万五千人程度ですから、これを飛躍的に拡大しなければならないと思うんですね。そういった意味でも、地理的な条件として、北海道の交流というのは大変重要になってくると思います。
そこで、ロシアとの人的交流の拡大、経済交流など、どのように進めていくのか、所見をお伺いしたいと思います。