寺田学の発言 (外務委員会)
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○寺田(学)委員 御答弁ありがとうございます。
大使館を置く意味は、もちろん、邦人の保護等がありますけれども、外交活動という意味においては情報の収集が最も大事なことであり、その情報を収集するためにどのような手段があるのか、どのような環境があるのかだと思います。
この記事の冒頭、私が今御紹介する記事ですけれども、外務省で一昔あった、今あるかどうかわかりませんが、大使にとって大事なのは、第一に料理人、第二に席次、席順、第三に夫人、ここは夫人という言い方をしていますが、配偶者。だから、御飯であり、食事であり、そのレセプションをする場合の席順というものも大事であり、そしてまた配偶者の方も大事だと。この場合、夫人と言われていますが。
公邸での、言い方は、平易に言うと宴席ですけれども、海外の要人の方々を招いて、その場で懇親を深め、そして、さまざま、人脈をつくり、情報をとって、また本国に届けるということがいかに大事かということを伝えたエピソードだと思います。
一つ、一番、目にとまったのは、この後ろに控えられている外務省の方々は御記憶があるのかわかりませんけれども、内田勝久さん、入省が一九六一年、最後は、二〇〇五年に交流協会台北事務所長、駐台湾大使に相当のところでおやめになられて、イスラエル、シンガポール、カナダの大使も務められた方の御夫人のお話です。
大使の、あえて今回は、この場合は女性でしたので御夫人と呼ばせてもらいますけれども、御夫人、この内田夫人がお話しされているのは、ここまでやるのは大したものだなという意味で御紹介しますけれども、以前招いた人には決して同じメニューを出さないとか、さまざまなことをお考えになられて、ともに、外交活動と言うと語弊があるかもしれませんが、大使館の一つの役割というものを体現されていたと思います。
おもしろいエピソードだなと思ったんですが、この勝久さんがイスラエル大使のとき、パートナーの方がそうだったときに、情報機関のトップ、モサドだと思いますけれども、大使公邸の夕食に招いて、隠密行動で知られる方だったそうです、非常にシークレットが多かったんですが、その情報機関のトップの方がこの御夫人の隣に座られて、前もって言い忘れていたんですが私はニンニクが苦手なんですと、情報機関の方が言われたそうです。そのときに、この御夫人の方が、さまざまな今までの御夫人としてのおつき合いがあって御存じだったんでしょう、大丈夫です、私はあなたのことが全てわかっておりますということで、そういう形で手配をしていて、その情報機関の方が非常に驚かれたというエピソードを提示されています。
ちょっと順番が逆になってしまいましたが、この大使夫人のことからお話をしたいと思います。
まず、冒頭に申し上げますけれども、私自身として、大使として着任された方の配偶者の方、今、傾向としては男性が大使の方が大多数ですので、妻、女性の方がパートナーとして行かれると思いますが、その方が必ずしも一緒に行かなければならない、そして、一緒に行ったのであれば、さまざまな大使を支える業務をやらなければならないという義務で考えているわけではありません。
ただ、今御紹介したとおり、さまざまな役割は必然的に帯びることになりますし、そのときの立場であったり待遇であったりということ、今まではボランティアベースであったり、さまざま考えられてきましたけれども、私は、しっかりと議論する時期にあるんじゃないかなと。公的な役割を、責任を帯びてしまう私人の方という表現になると思いますけれども、そういう方の立場をちゃんと考えるべきではないかなというふうに思っています。
今、森友学園の件で、総理大臣夫人、安倍昭恵さんのことが話題になっております。ポジティブな話題にはなっていませんけれども、総理夫人の与える公的な影響力というものは、やはり議論の対象になっていることだと思います。
まず、一般的なことをお伺いしますけれども、今回、総理夫人の話題が今出ていますけれども、外務大臣として、この総理夫人の立場と役割、あと、できれば今回の一連の話題に関しても、どのように大臣として捉えられているのか、お話しいただければと思います。