小熊慎司の発言 (外務委員会)
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○小熊委員 我々の問題意識としましては、先日も触れた日報の問題もあります。自衛隊が今まで果たしてきた役割に一定程度の区切りがついたという点ではなくて、我々が問題視しているのは、日報を含め、現地の部隊が強い危機感を持って任務に当たっていた、こうした報告書の取り扱いについて、しっかりと重要視していなかったんじゃないか、現状把握をしっかりしていなかったんじゃないか、そうした意味で派遣継続が続いてきてしまったんじゃないかという点を問題視しているところであります。
そうした状況把握、また、現場からの情報を的確にしっかりと把握をしていなかった、また、ここでは議論を避けますが、大臣におかれてはまた違ったいろいろな問題も抱えているところでありますし、そもそも、過日の委員会でも指摘をさせていただいた、大臣にシビリアンコントロール、統率能力があったのかどうかという点も含めて、このPKO派遣については今後もしっかり検証していかなければいけないなというふうに思っているところであります。また、副大臣が御指摘されたとおり、派遣が終わっても、南スーダンに対するさまざまな貢献といったものは、日本政府としても今後考えていかなければならない、まさに一番重要な人間の安全保障として、こうした平和貢献をいかにしていくかということのステージに入ってきたんじゃないかなというふうに思っています。
そもそも、このPKO派遣というのは対症療法的なところもありますし、本当の根本的な対応というのは、そうした人間の安全保障によって格差の解消やそうしたものをやっていくということが、こうした紛争を解決していく根本にもなっていきますので、これは外務大臣のもとでしっかりと今後対応していただきたいということを御指摘し、積み残った件に関してはまた後日議論させていただきたいと思います。
きょうはほかの件もありますので質問が次に移りますので、防衛副大臣初め防衛省の皆さんは、後は御退席いただいて結構でございます。
次に移りますけれども、先日、大臣とも議論させていただきました、国際組織犯罪防止条約についてでありますけれども、大臣は、オプションを使ったということで、これは条約の解釈の変更ではないという答弁がありました。
きょう、これは資料の一番最後、四枚目になりますけれども、外務省のホームページに載っている国際組織犯罪防止条約の抜粋のページであります。大臣の言われるいわゆるオプションというのは、第五条の1(a)のところの、また(1)のこの四行の、二行目の「国内法上求められるときは、」という以下の部分がオプションだという説明を、外務省の方からは過日していただきました。
これまで何回も、この共謀罪、国会に提出をされて、絞り込みはできない、条約上これはできないんだという答弁でありましたが、今回は、過日の大臣の答弁によると、このオプションを使って絞り込みができるんだということでありましたけれども。これはそんなに、この文章の中での読み込みですから、過去も、これを使えば絞り込みはできるんじゃないかという判断がされても、優秀な当時の内閣の皆さんもそうであったでしょうし、また外務省の方も優秀なスタッフがいたでしょうし、そうした読み込みはできたはずなのに、過去にはしてこなかった。
今回、この読み込み、絞り込みができるという解釈をしたという点について、まず説明をお願いいたします。