山田美樹の発言 (外務委員会)
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○山田(美)委員 御答弁ありがとうございます。ぜひ粘り強い御努力を続けていただきますようお願いいたします。
続きまして、国際情勢が大きく変化する中で、外務省の情報収集力強化についてお伺いします。
二年半後に東京オリンピック・パラリンピックを控えて、テロ対策が喫緊の課題であり、今国会においてテロ防止のための法整備について議論がされる予定です。私自身、二〇〇一年九月十一日にニューヨークでテロの惨事に直面した経験から、東京のテロ対策には強い危機感を持っております。
当時、私は学生で、事件現場とは歩いて数十分と離れていない場所に住んでいて、テロの瞬間は大学の構内におりました。かつて世界貿易センタービルの金融機関で働いていた同級生たちが、両手で顔を覆って、わあっと悲鳴を上げました。職員が献血を呼びかけて走り回っていました。学校の図書館から一歩も出ないように言われ、電話回線がつながらず、インターネットで家族に安否を連絡しました。翌日から平常どおり学校が再開しましたけれども、テロはその日で終わったわけではありませんでした。観光客の姿が消えてしまって、追い打ちをかけるように起こったのが、郵便物への炭疽菌混入事件でした。一カ月、二カ月たつうちに、町中の飲食店や雑貨屋が次々と閉店して、まさに目に見えるように景気が悪くなっていきました。翌年、同級生の多くは就職先が決まらないまま卒業をしていきました。
近年、再びテロの脅威が高まっています。つい先日も、ロンドンの国会議事堂周辺で痛ましいテロがありました。東京は、ニューヨークやロンドン、パリ、イスタンブールよりもはるかに規模の大きい大都市ですし、世界最大のターミナル駅である新宿駅は、一日に三百六十万人もの人が利用します。経済的なダメージもはかり知れません。首都東京のテロを未然に防ぐために、国際的な情報収集の観点からどのような措置がとられているのでしょうか。
また一方で、世界各地で働く日本人の方々もテロの脅威にさらされています。昨年夏のバングラデシュのテロ事件で犠牲になられた方々の御葬儀に参列しましたが、突然御家族を失った御遺族のお気持ちを思うといたたまれない思いでした。海外で活躍する日本人をテロの恐怖から守るために、邦人の安全確保や情報収集についてどのような措置を行っているのでしょうか。お伺いします。