佐々木紀の発言 (外務委員会)
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○佐々木(紀)委員 ありがとうございました。
ぜひ、サウジの厳格な規制に風穴をあけて、原油の貿易相手から事業パートナー国に発展していき、両国の関係が新時代に入るようなお取り組みを期待していきたいというふうに思います。
そこで、このたび、民間事業者も多くこの協定の締結にかかわっているわけでございます。例えばトヨタとかJX、メガバンク、東証がカウンターパートとなり、金融や物づくり、エネルギー、都市開発、インフラ、人材育成、大変多分野にわたる協定を結んでおります。
特に中東は、消費市場と見た場合でも大変魅力的だと思います。ヨーロッパと比べても、私は進出しやすいというふうに思います。言語が単一ですし、習俗や嗜好も大変似ております。サウジで売れるものは中東諸国全部で売れるとも言われております。これを機に、中東諸国との経済連携、FTAやEPAの交渉をして、物、人、金の流れを円滑にすべきであると思います。
例えば、トヨタ自動車が組み立て工場をサウジに仮につくるとしたとき、やはり部品は輸入しないといけないわけですし、最終製品はやはり諸外国、周辺諸国に輸出しないといけないということもございます。
また、今、サウジアラビアでは、ドバイに追いつき追い越せということで、二百万人の観光産業都市をつくろうと、エコノミックシティーの構想もございまして、実際に建設が進んでおります。あと、都市間高速鉄道の計画もございます。しかし、こういったインフラの整備に、中国や韓国は入り込んでいるんですけれども、日本は全くと言っていいほどかかわれておりません。
今回、サルマン国王が日本を訪問した後、中国も訪問されて、経済協力で合意されているようです。サウジは、日本と中国を競わせて、いい条件を引き出そうとしているようにも思えます。中国は、一帯一路やAIIBの政策を進めることで、中東やアフリカを取り込もうとしております。
今回のこのビジョンを絵に描いた餅で終わらせない、そして具現化させて加速化させる意味でも、サウジあるいは中東諸国とのFTAやEPAなどの経済連携協定を進めるべきではないかというふうに思います。
TPPや日中韓FTA、日・ASEAN・EPA、日・EUのEPA、RCEPなど締結が進んでいくことになろうかと思いますけれども、中東、アフリカが、カバーし切れないというんですかね、残っていくのではないかなという懸念があるわけでございまして、この際、中東、特にGCC諸国との経済連携を急ぐ必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。