黒川清の発言 (原子力問題調査特別委員会)

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○黒川参考人 ありがとうございます。
 あの国会事故調のときもそうですが、新しい規制委員会をつくるということで規制庁をつくられて、それは日本の立場からいうと環境省の下につきました。そのときに、五人の規制委員会のコミッショナーと言われますか、委員ができまして、交代して、最初に五年やられた田中先生が今回おやめになるということになりました。
 あのとき、野党、与党もそうですが、やはり行政の縦割りと、ホームベースが変わらないということで、やはりアメリカなんかの例も皆さん勉強されまして、これはノーリターンルールでいこうということになりましたが、いつの間にかみんな上の方は経産省になってしまって、経産省、御存じのように、自分のメールアドレスももちろん持っていますし、これは絶対戻らないぞなんという話はとても考えられないので、相変わらず、立法府が決めたことは全然聞いていないなということですね。それが一つです。
 それからもう一つは、やはり透明性、公開性が大事ですが、もちろん業者の人たちともお会いし、ブリーフィングもするべきだと思いますが、それをやはり、ちゃんと記録をとっておいて、要求があれば公開できるというふうにすべきでありまして、これも強く言っておいたんですが、ちっとも行われていないですね。最近になると、理財局の局長でさえも、何かすぐに捨ててしまうという話を平気でやっているという。
 これがルールだからいいというよりは、行政官として全く基本がなっていないんじゃないのかなということは、ぜひ、立法府でなければできないことですので、わかっていてもできない理由というのはいろいろあると思いますけれども、ぜひそこの基本をしっかりするということが一番大事だと思いまして、あとは、マイナーな、いろいろなテクニカリティーのことは二次的、三次的なことでありまして、基本はやはり、独立しているということと、透明性と、ノーリターンルールを守るという話が一番大事なのではないだろうかと思います。

発言情報

speech_id: 119304194X00420170612_014

発言者: 黒川清

speaker_id: 32391

日付: 2017-06-12

院: 衆議院

会議名: 原子力問題調査特別委員会