黒川清の発言 (原子力問題調査特別委員会)

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○黒川参考人 私、外でもよく話しますが、今、原子力は、いろいろな国でオペレートしていますし、つくろうとしていますけれども、例えば、これが、皆さんが考えて、ああ、あの国じゃ事故が起こってもしようがないよななんという国もあるかもしれませんが、日本で起こったということだからこそ、ドイツもスイスもイタリアも、あの年のうちに原子力をフェードアウトしたわけですよ。日本という先進国で、しかも日本は、科学技術がすぐれていて、ノーベル賞もたくさんもらって、しかも、製造業、科学技術の性能、工業がすばらしい、強いというところで起こったからこそみんなやめたわけで、うちだったらもっと起こるかもしれないなという謙虚なことがあったわけです。これが、もっと、そうじゃないような途上国で起こったら、皆さんも恐らく、ああ、しようがないなと思うんじゃないかと思いますよ。
 それが日本という国の、世界から見た日本のやはり強さであったわけですし、だからこそ日本が信用されていたわけなので、そこでこんなことが起こって、アメリカもみんな知っていますよ、B5bの後で、テロのアタックにこれ大丈夫という、電源も複数にしなさいということをやったんだけれども、日本は全然それを、ちゃんとブリーフィングもしたにもかかわらず、何もしなかったことというのはもうわかっちゃっているわけでしょう。では、それを直したのかという話はみんな見ているわけですよ。
 それが、このような、IAEAもやっているような、もしシビアアクシデントが起きたらば、皆さんを、自治体は、自治体の区域じゃなくて、やはり三十キロ、五十キロとなってしまうわけだから、そこのところは全部それはオーケーをとらなくちゃいけないというふうにしているんだけれども、なぜとれないのというのが、日本の文化的、そういうような背景でできていないのであれば、やはりしないとまずいんじゃないかと思いますよね。
 だから、特にみんなが心配しているのは、あの規制委員会は最高に厳しいんだ、だから規制委員会がオーケーすれば再稼働していいんだというふうに政権の方は言っていますけれども、そんなレトリックはないんじゃないかとみんな思っていますよね。
 だから、そういう意味で、どういうふうにその声を広げていくかということと、これを行政府にやれといっても、行政府は決めるという権限があるわけではありませんから、ぜひ、そういう意味では、政権と政権与党がしっかりときちんとやって、胸を張って、本当に最高の安全基準をやって、それをちゃんと施行するところまで責任を持ってやっているよと言わない限りは、ちょっと再起動すると、またやっているなと多分思われているんじゃないかと思います。
 それは、エネルギーの必要量とかいろいろなことはあるかもしれませんけれども、やはりそれを超えてでも、やろうと言えば日本人はやりますよ。そういうところが本当に先生たちの、立法府の役割は非常に私は重いと思っていますし、規制委員会でも、何かずぶずぶのうちに、みんな経産省の人がまだノーリターンでもないしという話は非常にまずいんじゃないかなと思って、私、外に行っていろいろなところで聞かれますけれども、そういうことをなかなかあからさまに言うのもちょっと恥ずかしくて、何にも言えないなというところが私の気持ちであります。
 以上です。

発言情報

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発言者: 黒川清

speaker_id: 32391

日付: 2017-06-12

院: 衆議院

会議名: 原子力問題調査特別委員会