黒川清の発言 (原子力問題調査特別委員会)
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○黒川参考人 ありがとうございます。
一つは、今、柏崎その他のこともありましたけれども、実際は、IAEAのリコメンデーションは、もしシビアアクシデントが起きたときには、最初から住民がどのように避難をするかということをやっていなくてはいけないわけで、これがされているかということになると、川内もそうですが、立地のところと、起きたときに放射能が拡散していく場所というもののまた違いがありますよね、そこをまだやっていないんじゃないのかということは比較的誰でも知っていることなので、そういうことをやった上でないと、やはり、再稼働をしちゃっているのはどうしてなのという話は関係者はみんな知っている。知っているにもかかわらず、できないというか、まあ、国会としてはやらなくちゃならないことがいろいろあると思うんですけれども、そういう話ができなくてもやっちゃっているというのはどうなのかねという話は関係者は皆知っていると思いますから、そういうのが国の統治の問題というメカニズムについての認識だと思います。
もう一つは、前から電力会社のあり方が、本土では九つの電力会社の発電と送電がある程度モノポリーになっていますから、電力というのは生活あるいは企業の一番の上ですから、どうしても電事連みたいなものにもなって、ある程度独占しちゃうわけですから、グリッドもなかなかつくれないし、そういうような独占企業で腐らなかったものはないわけですから、そういう意味では、それがなぜこれをきっかけに直っていく方向にならないのかなという話は、世界の関係者はみんな知っている。だから、日本の統治は何かよくわからないなという話は皆さん認識しているようであります。そこに私は一番の懸念があるということですね。