上西充子の発言 (厚生労働委員会)

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○上西参考人 募集の職種と実際の職種が違うというのは、保育園、保育士に限らず、いろいろなところで起こっておりまして、新卒でも起こっております。アルバイトでもありますね。アルバイトであれば、まだ仕事をやめるということも簡単なんですけれども、就職活動の場合は、先ほどちょっと時間に制約があって余りお話しできなかったんですけれども、資料の七ページを見ていただきますと、最初の募集が出てくるのが、今の三月なんですね。就職するのが来年の四月です。非常にその期間が長い。
 では、自分は教員として採用されるんだとか、自分は事務職で採用されるんだということを考えて就職活動して、ほかは全部断って、もうここに行くと決めて、にもかかわらず、四月になってから初めて、全く違う仕事を任される、全く違う労働条件を提示される、これは非常に大きな問題なんです。
 その大きな問題に対して、きちんとした手当てが今回の法改正案でできていないんじゃないかと思うんですね。ただ、いや、事務職で募集していたけれども、あなたは営業職の方が向いてそうだからみたいなことを言われてしまう可能性があるので、そのあたりをどこまで厳密にするかというのは、難しい問題ではあるかもしれないんですけれども。
 ただ、今回、審議時間が非常に限られている中で、いろいろな論点が話題になっちゃうので、この問題について、皆さんが審議を十分にいただけないのは私としては大変残念なんですけれども、そういうような、君ならちょっと労働条件を下げるみたいな話と、実は、固定残業代はあるんだけれども隠しているという話は、結構違う問題なんですよね。君だから固定残業代をつけるという話ではないので、本当は固定残業代の話もきっちりとこの会で審議をしていただきたいです。
 それから、おっしゃるとおり、人手不足というのはいいように思われますけれども、求人倍率も状況が好転してきていいように思われますけれども、やはり人が来ないところほどよく見せようということは起こりますので、法改正がきちんとした実効性のあるものでないと、正直に労働条件を、実際の労働条件を明示したところの方がある意味ばかを見るというか、そういうことにもなってしまいがちになると思いますので、ぜひそこのところは慎重に御検討をお願いします。

発言情報

speech_id: 119304260X00520170314_026

発言者: 上西充子

speaker_id: 31470

日付: 2017-03-14

院: 衆議院

会議名: 厚生労働委員会