柚木道義の発言 (厚生労働委員会)
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○柚木委員 さまざまな皆さんの御尽力もあって、我々、対案、そして、政府案との一致点を見出すべく修正協議もずっと重ねてきたんです、総理。その中で、厚生労働大臣の答弁の中でも、かなり前向きな、まさに私が今提案をしていることも含めて、さまざまな、ひょっとしたら修正合意できるんじゃないのかなというような前向きな御答弁もあったんです。しかし、やはり総理が一言そこでおっしゃっていただければ、本当にその可能性、私は、この締めくくりではまだありませんから、まだありませんから、その可能性がある、その可能性があると思って御質問しているわけでございます。
大臣、何で私がそこまでこの利用者負担のことをこだわるかというと、資料十ページ目をごらんください。これは、月曜日、東京新聞の夕刊、親族間の事件、殺人事件、非常に痛ましいあるいは不幸なそういう事例の中で、二百七十一件、傷害致死事件が、一四年度、全国の警察が摘発した、親族間の未遂を含む事件ですね。
その中で、ここに囲みましたけれども、将来を悲観という動機が最も多く、被害者は父母が最多、そして、高齢化社会で親の介護などから疲弊し、追い詰められたりした子供が犯行に及んでしまうという姿も透けて見える。そしてここに、最近の介護を取り巻く社会的な環境について、介護保険が後退し、特養にも入りにくくなって、これもこの間議論しました、今後は、ますます事件はふえていくだろうと指摘と。
今回の介護保険法の改正案、このままの原案どおり通れば、ますますそういった本当に悲しい事例がふえかねない。
そして、その十ページの前の八ページ、九ページ目に、前回も実は御紹介して、安倍総理にもぜひ機会があれば、この「介護殺人」という本、読んでみていただきたいんです。二〇一〇年以降、四十四件の本当に痛ましい事例が書かれていて、そして、この本を読めば読むほど、これは我々が決して例外ではなくて、誰しもが陥りかねない。
おしどり夫婦で有名だった方が、十年、それ以上介護を続けていく中で、御主人が奥様に、奥様が御主人に手をかけてしまう。親子、親孝行だと評判だったお子さんが、お父さん、お母さんに手をかけてしまう。そして、その背景の中に、まさにこういう必要なサービスが受けられない、そして相談もできない、そういう中で起こっているんです。
だからこそ、私どもは、一番利用者や家族に直結する負担増については、やはり詳細な調査分析、そして、それを踏まえて法律を改正する。その場合には、政府案のように政令で負担割合を適用拡大できるのではなくて、やはり国会で決めることで、このような介護殺人、無理心中、あるいは自殺、そのような例を減らしていくことができる、そのように思っているんです。
そこで、総理、ぜひお願いしたいんですが、私も、警察庁からもこのデータの分析を伺う中で、やはりこういった対策を省庁横断でぜひ取り組んでいただけないかというふうなことをやりとりいたしましたらば、事例としては、自殺総合対策会議のことをちょっとお触れいただいたんです。
これは、まさにメンバーも、厚生労働大臣の申し出によって、内閣総理大臣が指定する者をもって充てるとなっておりまして、これは安倍総理がぜひこういうことを、塩崎大臣もお隣に座っておられますから、やはり省庁横断して、こういうような事例が起こらないように必要な対策を検討する受け皿をつくるべきじゃないか、そのように御指示をいただければ、こういったことが起こらないための受け皿をつくることができると思いますので、そうすることによって、今回の利用料負担の影響も含めた、私は、影響を勘案しつつ、今後の制度改正に向けての議論に資する、その受け皿になると思いますので。
ぜひ、総理、このように省庁横断型の会議、これは総理が一言そういうことが必要だとおっしゃっていただければ、横に大臣が座っておられますから、これは進むと思いますので、安倍総理、ぜひ一言、こういったことを調査研究して対策を講じる必要があると、これは総理にきょうお願いしていますから、総理、ぜひ一言、御答弁をお願いいたします。いや、総理。総理にお願いします。