藤林武史の発言 (厚生労働委員会)

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○藤林参考人 御質問ありがとうございます。
 先ほど意見も述べましたが、従来、児童相談所だけが保護者の指導を、十分とは言えないかもしれませんけれども担ってきたというふうな現実があり、いよいよ、二十八条審判という、親権者の意に反して分離するという段階で裁判所が登場してくるというふうな現状があるわけなんですけれども、この段階まで来ないと何らかの実効性を伴った指導ができない。しかも、それは分離という目標になってしまって、子供が家庭で安心、安全で過ごすという結果には至らないというのが現状ではないかなというふうに思います。
 先ほども述べましたように、最終的な局面に至る前段階で、より早い段階で在宅での安心、安全な子供の成長、発達を保障するような指導を児童相談所が行っていく場合に、そこに裁判所の関与があることでより実効性が高まり、保護者の態度変容または環境を改善していくという、そこにインセンティブが働いていくんじゃないかというふうに私は思っております。
 先ほどの吉田参考人も言われましたように、どうしても児童相談所と保護者、親権者が対立構造になってしまうことは避けられない。その場合に、裁判所が保護者の意見をしっかり聞く、場合によれば子供の意見を聞く、子供の代弁者の意見を聞いてもいいと思うんですけれども、その中で、裁判所が後見的な役割として子供の最善の利益、権利保障を行っていく、児童相談所もそれに伴って支援を行っていく、この二人三脚のような形で子供の権利保障が実現するのではないかなというふうに思っております。
 以上です。

発言情報

speech_id: 119304260X02420170530_016

発言者: 藤林武史

speaker_id: 3742

日付: 2017-05-30

院: 衆議院

会議名: 厚生労働委員会